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2014年11月15日

3.11被災地でのルポ絵本『世界一のパン』原画展にカナダ大使館の後援が決定!

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信州小布施 文屋だより

=あり方を問う百年本の百年企業へ=

みなさん、こんにちは。信州小布施の出版社+栗農家・文屋の木下豊です。

信州小布施の里は、きのうの朝、庭の石鉢の水に薄氷が張りました。志賀高原のてっぺんに、うっすらと白いものが見えます。間もなく、居間の薪ストーブには7ヶ月ぶりに、火の神さまをお迎えします。みなさまのおかげさまで、文屋は歩みを進めております。メルマガ「文屋たより」をお届けいたします。


【もくじ】

1.小布施生まれのルポ絵本『世界一のパン 〜チェルシーバンズ物語』を未来へ、世界へ! クラウドファンディングにご参加、ご支援ください。3.11で被災した3つの街の図書館で原画の巡回展を開き、子どもたちに絵本をプレゼントします。

《購読予約型クラウドファンディングに初挑戦》
《信州小布施町で80年前にあった感動の実話を絵本に》
《受けたご恩は石に刻め》
《3.11で被災した街の子どもたちにプレゼントを》
《被災地での『世界一のパン』原画展にカナダ大使館の後援が決定!》

https://readyfor.jp/projects/SEKAIICHI_PAN

2.『マードレの田園レシピ』ご著者・竹節志げ子さんのトーク&サイン会を11月16日(日)午後、長野市内で開きます。

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1.小布施生まれのルポ絵本『世界一のパン 〜チェルシーバンズ物語』を未来へ、世界へ! クラウドファンディングにご参加、ご支援ください。3.11で被災した3つの街の図書館で原画の巡回展を開き、子どもたちに絵本をプレゼントします。


《購読予約型クラウドファンディングに初挑戦》

文屋は初めて、購読予約型クラウドファンディングに挑戦しております。お申し込みの期限は12月8日(月)です。ファンディングでご支援いただいた資金は増刷に活用いたします。そして、その資金を使い、増刷後の社会貢献活動として、3.11で被災した3つの街の図書館で原画の巡回展を開き、子どもたちに絵本をプレゼントすることが、正式に決まりました。

みなさまのご参加とご支援を、よろしくお願いいたします。また、共感してくださる方は、このプロジェクトのことを、お知り合いのみなさまにお伝えいただけると、うれしく存じます。

https://readyfor.jp/projects/SEKAIICHI_PAN

クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の個人から資金(支援金)を集める仕組みです。新しい資金調達の手段として注目されており、 世界中で500以上のクラウドファンディングサービスが存在します。

《信州小布施町で80年前にあった感動の実話を絵本に》

ルポ絵本『世界一のパン  〜チェルシーバンズ物語』は2009年夏に出版し、初版の3千冊をすべてお求めいただくことができました。この本を増刷するにあたり、この絵本の元になっている実際にあったお話を、お一人でも多くのみなさまに知っていただきたいと考え、購入予約型のクラウドファンディングの手法を使うことになりました。

みなさん、80年前、カナダの人たちのおかげで、たくさんの日本人の命が救われたことを、ご存じでしょうか?

「死の病」であった肺結核の流行で、1920年代の日本人は、たいへんな苦しみの中にありました。このことを知ったカナダの人たちが、今の貨幣価値で20億円もの募金をして、病院建設の資金を作ってくださいました。その資金は、信州小布施の日当たりの良い広大な土地を買い、病棟を建て、レントゲン室など最先端の設備をそろえ、カナダから派遣されたお医者さんと看護師さんたちが、医療に専念するために活用されました。その支援活動は1960年代まで続きました。

募金活動の中心になったのは、キリスト教のカナダ聖公会(せいこうかい、Anglican Church)の信者のみなさんでした。キャンディーを買うのをがまんして、両親と日曜礼拝に訪れ、ピカピカに磨いたコインを募金箱に入れた、カナダの小学生のエピソードが、いまも小布施町では語り継がれています。

《受けたご恩は石に刻め》

この絵本は、命の恩人であるカナダの人たちにいただいたご恩への感謝を込めて、誕生しました。「ありがとう」の気持ちをカナダの人たちにお伝えするため、日本語に英語訳を付けました。絵本の部分の後に、32ページにわたって、この実話のルポを掲載しています(もちろん全文に英語対訳付きです)。

物語の主役は、パン屋の青年・岩崎小弥太さんです。小弥太さんは、看護師さんのパウルさんから、パウルさんの故郷の家でおばあさんとお母さんがよく作ってくれていたパン「チェルシーバンズ」の作り方を教えられました。今は亡き小弥太さんは、「ミスパウルに教えていただいた作り方の通りに、あれからずっと、毎朝、チェルシーバンズを作ってきました。小麦粉を練るときは、カナダの人たちへの『ありがとうございます』の気持ちを込めています」とお話しくださいました。ご長男の弥寿彦(やすひこ)さんが、お父さんの心と技を受け継いで、今も毎朝50個を作り続けています。

この「ありがとうの絵本」を、未来へ世界へとお伝えしていきたいと思います。

クラウドファンディングのご参加の方法は、3千円から10万円までございます。例えば「1万円」の場合、支援者のお名前を記した小冊子を絵本にはさみ込むほか、引換券には本書1冊と記念のポストカードに加えて、チェルシーバンズ1個を付けてお届けいたします。

《3.11で被災した街の子どもたちにプレゼントを》

クラウドファンディングで目標金額100万円以上が集まり、増刷が実現したら、どうしようか・・・文屋では、「その先のゴール」をどうするのか、ずっと考え、話し合いを続けてきました。そしてこのたび、ようやく、次のように結論がまとまりました。

1)被災された東北の3つの県の3つの街で、『世界一のパン』の原画展を開かせていただきます。読み聞かせ会も行い、集まってくれた子どもたちに岩崎さんのチェルシーバンズをプレゼントします(みんなに行き渡るように8分の1ピースずつです)。

2)その3つの街にある、すべての幼稚園、保育園と小学校、中学校に、『世界一のパン』と食育絵本『こんもり森のまほうのレストラン』を寄贈いたします。

その3つの街は、次の通りです。

1)宮城県名取市
2)岩手県陸前高田市
3)福島県南相馬市

《被災地での『世界一のパン』原画展にカナダ大使館の後援が決定!》

クラウドファンディングのお申込期限は12月8日(月)ですが、その日を待たずに、名取市図書館で、原画展の開催が決まりました。

場所は、同館にある「どんぐり・アン・みんなの図書室」です。この建物は、昨年1月に、カナダ連邦政府とブリティッシュ・コロンビア州政府、カナダウッド・グループの「東北復興プロジェクト」による建設の支援をいただいて、完成しました。カナダ産の木材をふんだんに使った、おおらかな空気の漂う空間です。80数年前の新生療養所と3.11の被災地の図書室・・・カナダのみなさん、有り難うございます。

この原画展にこのたび、カナダ大使館が正式に、後援を決めてくださいました。

会期は12月2日(火)から28日(日)です。

読み聞かせ会は、12月6日(土)14時から一時間です。この会に集まってくれる子どもたちに、チェルシーバンズをプレゼントします。

また、名取市のすべての幼稚園、保育園と小学校、中学校に、絵本2点ずつを寄贈いたします。

こうして、クラウドファンディングにご支援くださるみなさまのご厚意を、東北大震災の被災地の子どもたちの喜びのために生かすことが出来ることは、光栄なことであり、幸せに存じます。

みなさま、ありがとうの絵本『世界一のパン』を世界へ、未来へ!のプロジェクトにご参加ください。このプロジェクトのことをお知り合いにご紹介いただくなど、ご支援もよろしくお願いいたします。

くわしい内容とご支援のお申し込みは、こちらをご覧ください。ページ右上の緑色のバナー「このプロジェクトの支援に参加する」から、購入予約をすることが出来ます。

→ https://readyfor.jp/projects/SEKAIICHI_PAN

本書をご予約くださる方は、文屋サイトにどうぞ。増刷は新春一月中には、仕上げる予定です。

→ http://www.e-denen.net/syoseki/bans.html


2.『マードレの田園レシピ』ご著者・竹節志げ子さんのトーク&サイン会が11月16日(日)午後、長野市内で開かれます。22日(土)は軽井沢で文屋座を開きます。

http://www.e-denen.net/kino/kino.cgi?_action=_log&_link=1&_id=68

あす16日(日)16時より、JR長野駅前の大型書店・平安堂長野店さんの「カフェぺえじ」にて、竹節さんのトーク&サイン会が開かれます。木下も参加いたします。みなさま、お出かけください。


ではみなさん、佳き日々をお健やかにおすごしください。お読みいただき、ありがとうございます。

【写真説明】
左上:ルポ絵本『世界一のパン 〜チェルシーバンズ物語』の表紙
   絵と文:市居みかさん、ルポ:中島敏子さん

右上:小弥太さんのお店「小布施岩崎」にて、チェルシーバンズを持つ奥さまのしのぶさん。出版から2年後の2011年秋、小弥太さんは天に召されましたが、しのぶさんとご長男夫妻が、チェルシーバンズを作り続けています。

左 下:翻訳家のハート・ララビーさんと『世界一のパン』を読む息子の玄ちゃん。小布施の図書館まちとしょテラソにて。「英訳は、日本人の英語学習になるだけ でなく、ネイティブの人たちにもじゅうぶんに楽しんでいただけるように、英語としての完成度を求めました」とハートさん。

右下:竹節志げ子さんの『マードレの田園レシピ』。おかげさまで、発刊から9年で3刷五千部のロングセラーになりました。

平成26年11月14日
文屋 代表 木下 豊・朝子

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