朝から仕事をしたあと、お昼前に車で二男の荒野と黒姫高原のホテルアスティアくろひめ(JAの経営)へ。目に前にスキー場が広がっていますが、それを横目に見ながら、ホテルで開かれた「長野県有機農業研究会」の第24回大会に参加しました。
この研究会に参加するのははじめてです。以前から、年に12回も行うリンゴの消毒や、土作りの知識がまったくないまま畑をやっている自分の姿に、「兼業だからって、こんないいかげんな農業をしていていいの?」と疑念を抱いておりました。ちょうど荒野がこのたび、須坂園芸高校に入学が許されて春から通いはじめるのを機に、自分も5反分(50アール)の田畑(でんぱた)への関心や学習やら、そこで過ごす時間を増やそうと考えており、ちょうどいいタイミングで開かれたこの会議に参加したというわけです。
タイトルは「21世紀の畑を作ろう!〜みんなが参画するコミュニティの農業〜」。小布施町のある長野一区出身の民主党の衆議院議員・篠原学さん(元農林水産制作研究所所長)と、武居博明さん(NPO法人日本有機協会代表、塩尻市会議員)、久保田清隆さん(中条村の有機栽培農家、有限会社まごころ・ふれあい農園代表)、小幡哲文さん(オーガニックベーカリー&カフェMOSS GREEN代表、マクロビオテック師範)の4名が、竹前成知さんの司会で、それぞれの体験や理念や課題を語りました。
小幡さん。
長野市川中島に開かれたお店、モスグリーン。近いうちにお伺いします。「牛乳は子牛のためのカルシウム。母乳とは成分が異なる。牛乳の成分、カルシウムなどを人は吸収できない。」
「長野市のメルパルク長野にてオーガニック料理やお菓子の教室を開いています。」
久保田さん。
「足元を見て、安全でおいしい野菜を食べていただきたい。とくに近くの長野市の人たちに。」
「農薬は誤り、あれは農毒と呼ぶべき。」
「枯れる、虫がつく、病気になるは、自然からのメッセージ。原因がある。」
「農毒で対処する医者から、病気にならないように元気な土や野菜を育てるお父さんお母さんになりたかった。だから有機栽培を始めました。西洋医学と東洋医学の違いに似ていますね。虫がつかない健康な野菜を作りたい。」
「年間に5人くらい、将来有機農業を本気でやりたい人を研修としてうけ入れたい。」
「農業は私にとって遊びです。本気の遊びです。」
武居さん。
「土と水とお日様の光。環境を整えてやって、あとは自然に育つような農業を。」
「有機農業を行うということは、作るだけではなく、消費者とのコミュニケーションをはかって販路を開拓しつづけるということ。」
「地方の農家が協力して半年間、東京に出荷しなければ、東京の人たちはみんな、田舎に移住してきますよ(笑)。」
「田舎人は、正当な対価を東京から受けるべきだ。都会に奉仕する必要はない。日本人は正当な対価を途上国の人たちに返すべきだ、おなじ人間のおなじ一日の労働なのに、為替レートとか国の産業の力の違いなどから、100:1なんていう報酬の違いが出ている。こんなこと、許されるはずがない。」
「地元の塩尻の人たちに安心安全でおいしい有機野菜を食べていただきたくて作っています。都会のデパート地下の食品売り場の有機コーナーで買い求めているお金持ちに食べさせたくはない。」
篠原さん。
「江戸時代の地産地消のスローライフを日本の理想像として掲げた民主党の菅直人代表。参院選までに民主党の農業再生プランを示します。」
「地産地消・旬産旬消は食生活の問題にとどまらない。産業構造や生活文化、この国の将来のあり方を問うテーマです。」
「英国ではケージ飼いの養鶏を数年のうちに禁止します。1羽あたりの飼育場の面積を決めています。(人道的→)鳥(とり)道的、動物の権利に反する、つまり反鳥道的な飼育にNOと言っています。人間至上の考えの西洋で、動植物をたいせつにする傾向があり、山川草木を人と同様に考えてきた極東の日本で、きわめて動物に酷な飼育がつづいています。」
「(野原で鶏を飼っている農家のおば様の質問に)太陽の光を浴びて草を食べて動きまわっている鶏と、ウインドウレスの(窓がない)鶏舎で水ぶくれにされている鶏では、体力が格段に違います。鳥インフルエンザへの警戒は必要ですが、人間とおなじで、体力があればウィルスをはののけられます。安心して、養鶏をつづけてください。」
このおば様とお隣にいらしたおば様は感激をされて、「30年間、食の安心を願って有機栽培をつづけてきましたが、私たちのことをわかって、話をして、リードしてくださる国会議員に、はじめて出会いました。それも地元の信州から。ぜひがんばってください」とエール。
篠原さんは「10年後、いや5年のうちには、政権をとり、菅総理のもとで、農林水産大臣になって、この国を変えていきます」とあいさつなさっていました。
篠原孝さんのサイトです。
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http://www.dia.janis.or.jp/~t-sino/ところで二男の荒野くん。午後1時半から2階の休憩をはさんで5時半までの約4時間。4名のみなさんのトークや会場のやりとりを、目を見開いて聞きつづけていました。「難しいことばもあったけれど、だいたいはわかった」とのこと。「園芸高校では農業や動物のことを学びたい。将来は保育士の資格をとって、里山でヤギなんかの動物を飼いながら野菜を育てる、幼稚園の先生になりたい」とのこと。あれ、犬の訓練士の夢は? まっいいか、おまえの道を行くがいい。
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