Monochrome-Monologue
2006年2月
2006年1月31日(火) お昼過ぎまで寝てました
朝起きると、昨日からつづく胃腸の異常が治っておりません。決断。寝る、眠り続ける! そう決めて、お昼すぎまで寝ておりました。そしたら治りました、よかったです。今月は中旬ころから、あたくしにとっては過酷な日程が続いており、とくにこの数日は、夜の外食がお酒を伴って続きました。暴飲暴食の不摂生ゆえと申せばそれまでですが・・・・・・それまでですね。言い訳無用。午後は編集と資料読みで過ごし、夕方、須坂のヤマト運輸さんへ本の出荷。夕食は久しぶりに妻の手料理をいただきました。
「やっぱりあなたは、あたしの料理食べてないと、からだ、こわすね」と言われ、ただ黙ってうなずくしかないあたくしでございました、まる。
【きょうの写真】上)町役場から長女・星河に届いた、町立小布施中学校への「入学通知書」です。3人きょうだいの末っ子。この通知をいただくのは、親としてはこれが最後ですね。最近、星河は「将来はお父さんの文屋を継ぎたい」と申しております。泣かせます。おっきく育て!
下)きょう布団のなかで読み終えた漫画『長い道』の表紙です。『夕凪の街』で話題を呼んでいる作家のお仕事。好きです。星河は漫画家志望でもあります。読み終えた『長い道』を星河の枕元に置いときました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575939625/qid=1138720345/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/503-9034446-8405505
2006年2月1日(水) まちづくり完成への終わりなき旅路
きょうは1日、仕事場にてすごし、夕方は飯田村の協同組合長としてJAすこうの小布施支所にて会議でした。
昨日、長野県内に暮らす女性の方から、メールをいただきました。文屋のサイトの「Kinoの聞文分」に掲載されている「美日常」と「来ていただける・・・・・・」の文章を、ご自身がプロデュースされる集いで使わせていただきたいとのこと。もちろん!と喜んで了承させていただきました。
その方へのお返事を書いているうちに、3月4・5日に催される小布施掃除に学ぶ会を皮切りに始まる掃除文化の創造(っていうとかたくなりすぎ)について、想いが至りました。
お返事の文章を掲載させていただきます。
=====以下、転載=====
お便りを、ありがとうございます。
拙文をお使いくださるとのこと、たいへんありがたく、恐縮いたします。どうぞ、いかようにでも、お使いください。”美日常”は著作権フリーでございます。
『美日常』という題の本を構想しております。
多くのみなさまにご意見をいただき、愛される本にしようと思います。ご意見をお聞かせください。
「真似」のことが書いてありますね。
私はすべては真似だと思います。
真似でない創造はないのではないかとさえ思います。
課題は真似る感性。
どんなまち(ひと、まち、くに)にしたいのかという理念から感性は育まれます。
いま小布施は、「掃除を暮らしの文化に」という主題のもと、「日本を美しくする会」のご指導をいただいて、学校や公共施設のトイレ掃除を始めました。3月4日には講演会。5日には中学校のトイレ掃除の会を催します。これも、掃除で成功しているほかの町や学校の「真似」、です。
北斎館、町並み修景事業、景観整備、オープンガーデン・・・・・・とやってきた小布施が、たどりついたのが、「トイレ掃除をはじめ身の回り(家、道、公共のトイレ)をきれいにしましょ」ということでした。
私はひそかに、「掃除で小布施のまちづくりは完成する」と思っております。でも掃除はずーっと毎日することですので、終わりなき完成、ということです。終わりなき感性の磨きあい、でもありますね。
またお話をお聞かせください。
では、みなさまによろしくお伝えください。 文屋 木下 豊 拝
2006年2月2日(木) 目前の事故
朝からお昼まで仕事場ですごし、2時から1時間半ほど長野市内にて編集の打ち合わせ。4時に自宅で約束があったので戻ろうと車を運転していました。自宅まであと1キロ、数分で着くという道路で、あたくしの車の前を走っていた大型ダンプカーと、交差する左の道路から猛スピードで走ってきたワゴン車が、衝突しました。ワゴン車は前半分が大破して、戻される格好で歩道に停車。ダンプは避けようとハンドルを切ったためか、衝撃のためか(たぶん両方)、右奥の栗畑に突っ込んで止まりました。
私の自動車とダンプの距離はおよそ50メートル。このダンプがいなければ、あと数秒早く走っていたなら・・・・・・ぞっとする光景でした。原因の特定はおまわりさんに任せますが、ダンプは開通したばかりの優先道路を時速60キロほどで普通に走っておりました。一方のワゴン車は、一時停止の標識をまったく無視して、しかも時速70キロは出ていた模様です。ワゴン車に非がありそうです。
それはともかく、「事故に危うく遭いそうになった。そういうときは、自分の周りに、自分を好ましく思っていない人がいるよ、という合図。謙虚に自身を振り返る機会にしなさい。反省して、お詫びして、感謝の気持ちを忘れずにね」という先生のおことばを思い浮かべております。
事故の直後、あたくしは携帯から110番に通報。警察と離している間に、双方の運転手が歩み寄って話しておりました。あれだけの事故でどちらも血を流していないのは不思議なくらいです。歩道や畑にだれもいなかったことも、不幸中の幸いでした。
みなさん、気をつけましょうね。
2006年2月3日(金) 試合にならない試合
朝からあるものづくりの現場で取材をしておりました。そこで耳にしたことばです。
野球にはいくつもの舞台がある。草野球、高校野球、プロ野球。それぞれの舞台でプレーする人たちは、舞台ごとに実力が伯仲している。だから、草野球でもファインプレーは生まれ、高校野球にもドラマがあり、試合になる、いい試合になる。
しかし、ものづくりの世界には、実力別という舞台分けがない。世界級も社会人級も大学生級も、草野球級もみんな同じ舞台で競い合う。だから、真の実力を磨いて身につけた集団と、それを怠った集団とは、まったく試合にならない。闘わずして勝つことさえできる。怠るものは2軍や草野球に落ちるのではなく、市場から淘汰され、無になる。だから厳しい。しかしだからこそ、磨いているものづくり集団は面白い。世界一にもなれる。おなじものづくりでも、この現場のみなさんとは世界の違う、本づくりに携わる文屋ですが、「自分のこと」として自戒しつつ聴き、そして「やったるでー」と自身に言い聞かせておりました。指導者の先生、ありがとうございます。
2006年2月4日(土)・5日(日) 東京・鎌倉・東京
4日は早朝一番の長野新幹線で東京・鎌倉へ。母と次男の荒野、実弟の倉島稔さん、東京にいる長男真風と合流してすごします。
5日午後は一新塾(三田)にて、新刊『一新力』(文屋、3月発行)の広報販売会議。午後4時半より上野にて、岡義剛様ご夫妻にお会いして、奥様の自叙伝について懇談。それから夜帰宅します。
携帯は通じます(留守電にお願いします)。
2006年2月6日(月) 道を知らない運転上手
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昨日まで東京と鎌倉にて過ごしました。4日は鎌倉で学んだあと、母、次男荒野、実弟の倉島稔さんと東京へ戻り、東京駅にて長男真風と合流。地下鉄で築地へ。築地の本願寺の伽藍にしばしたたずんでから、筋向いにある築地の場外市場へ。すじざんまいという名前のおすし屋さんにて、少し早い夕食をいただきました。さずが築地のおすし屋さん。魚の新鮮さ、滋味深さに感嘆しながら、歓談しました。
一行とは東京駅にて別れ、あたくしは一人で買い物、それから宿のアジア会館(赤坂)へ。ゆっくりと休みました。
翌5日は、午前中に京王線明大前駅近くのキッドアイラックホールへ。いま編集を進めている文屋文庫第五巻『うつくしむくらい』の著者・窪島誠一郎さんが営んでいる美術館と喫茶室とホールの複合文化施設です。
明大前は、あたくしの母校・明治大学の和泉校舎がある土地です。法学部などの文科系の学生は最初の2年間をここで学びます。いま46歳ですから、28年前のちょうどいまごろ、一人で合格発表を見にこの校舎に来て、ガッツポーズをとったことを思い出しました。卒業してから一度も訪れていない場所。思い出したくない想い出でもあるかのように、いままでなんとなく、足を向けておりませんでした。区画整理が成された商店街や新装成った校舎のガラス張りが、年月の移ろいを実感させました。
「けっこう楽しくやっているよ。いまは一人で出版社をやっていて、家族や仲間に恵まれて本を作っている」。窪島さんの喫茶室で熱いコーヒーをいただきながら、30年近く前の”じぶん”に向かって語りかけておりました。
午後は一新塾にて『一新力』の編集広報会議。4時半から上野の岡貞子様のお店にて、ご主人の義剛さんと3人で懇談。奥様のご著書、いいかたちで実現することを願います。
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6日は朝から上田の塩田平にある信濃デッサン館・槐多庵にて、館主の窪島誠一郎さんとの対談に参りました。文庫第五巻の本文につづてけ掲載する対談の取材です。内容は本をご覧になってのお楽しみ! ご予約を受付けております。
カメラマンの関眞澄さんのチェロキーに窪島さんにお乗りいただいて上田駅まで走る道すがら、窪島さんはこんなことを語られました。
「人生と車の運転は似ているねー」
「運転がいくら上手でも、車の性能がいくら良くても、道を知らなければ、目的地に着くことができない。頭がいくら良くても、どれほど大きな会社には入れても、人としての道を誤っていたら、幸せにはなれない。・・・・・・ゆっくりでいいんですよ。静かに自分の道を歩みつづけることですよね」
「これから旅です。京都、福岡、熊本、いったん上田に帰って、すぐに山形です」。そう語りながら窪島さんは、上田駅に入っていかれました。「池波正太郎先生が愛されたお蕎麦屋さんです。量が多いから、頼み方を気をつけてね」と駅近くのお蕎麦屋「刀屋」さんを紹介してくださいました。天ぷらそばをいただいて帰りました。
【きょうの写真】4日午後、築地駅にて。右から荒野、稔さん、真風、母
2006年2月7日(火) お酒、ほどほどにね
4時半よりすこし前に起きて車でおんだ整骨院さんへ。2週間に1度、恩田先生にマッサージなどでほぐしていただいております。仕事と性格柄、肩から首にかけてのコリがひどかったのですが、先生にお世話になってから、ずいぶんと軽くなりました。
恩田先生は50代半ば。あたくしよりも10年ほど先輩です。ご実家は東京の大田区ですが、小布施ご出身の奥様との結婚され、独立開業を小布施の地で実現されました。10年前のことです。あたくしは5年ほど前からお世話になっています。
当初は、肩ではなく、左足首のねんざ癖でした。あのころは年に2回ほど、大きな音とともに同じ場所をねんざしていました。「足首だけではなく、身体全体のバランスや、全体の筋肉のつきかたに問題があるのです」と諭され、当初は毎週1回、いまは2週間に1度の通院です。
恩田先生には、運動のこと、食事のこと、気晴らしのことなど、さまざまなことをお話いただきながら、1回に1時間半ほどの時間を過ごします。
「ねんざ癖? それは身体の癖ではないですよ。あなたの心がけ、心の癖を直さなければ、いつまでたっても、直りません」とご指導くださるのは、和丸斎先生です。こころとからだ。いい暮らし、いい仕事をしてお役に立つため、管理はしっかりとしたいものです。
「お酒? 飲めるのでしたら、ほどほどに、健康に良い程度に、ね」。
2006年2月19日(日) 3月4日午後5時、鍵山先生の講演会へどうぞ
しばしのご無沙汰をしてしまいました。本のための資料読みと編集の大詰めが重なり、写真帖を開くゆとりがもてませんでした。心身のゆとりをもつために写真帖を書いてきたのにね。気持ちをとりなおして、再度の開始と参ります。
仕事は年末からつづく休みなし状態です。それに加えていまは、3月4日と5日に小布施町で開く掃除に学ぶ会のための準備をしております。
第3回小布施掃除に学ぶ会のご案内をいたします。今回は、「日本を美しくする会」相談役の鍵山秀三郎先生にご講演をいただき、翌日は、小布施中学校のトイレをお借りして、鍵山先生や全国の指導者の方々に掃除実習を教えていただくことになりました。貴重な機会を得ましたので、一人でも多くの方々にご参加いただきたく、ご案内いたします。日本を美しくする会は、トイレ掃除を通じて心を磨くことを目的に、全国規模で活動しています。政治、宗教などには関係していません。「掃除を暮らしの文化に」と願っていますので、ふるってご参加ください。
【鍵山秀三郎先生講演会】
1)と き 平成18年3月4日(土)午後5時〜6時半(4時より受付)
2)ところ 小布施町北斎ホール(町役場隣、小布施駅より徒歩2分)
3)演 題 「心あるところに宝あり」
4)入場料 無料。カンパを歓迎いたします(掃除用具購入の基金にします)。
5)定 員 座席に限りがございます。満席の時は立ち見またはロビーでの聴講となります。
【掃除実習】
1)と き 3月5日(日)8時半より開会式(7時半より受付)。午後1時、解散。
2)ところ 小布施中学校ランチルーム(開閉会式)
3)参加費 無料
4)服 装 掃除をしやすい服装、汗ふきタオル、長靴
5)持ち物 おにぎりなどのお弁当。お掃除のあと、昼食をとりながら感想発表などの交流会をします。ご希望の方には昼食を用意します(500円を当日受付にてお支払いください)。
【きょうの写真】講師の鍵山秀三郎先生です。4日の講演会にはぜひおでかけください。
2006年2月25日(土) ここいちばんの底ぢから
「掃除を暮らしの文化に」をテーマにした3月4日の鍵山秀三郎先生の講演会が近づいてきました。演題は「心あるところに宝あり」です。翌5日には160人が参加して、小布施中学校のトイレをぴっかぴかに磨きます。あたくしが、「日本を美しくする会」の「掃除に学ぶ会」にはじめて参加したのは一昨年夏のことでした。昨年春には小布施町役場で20人ほどが参加して小布施ではじめてこの会が実現。昨年秋には栗ガ丘小学校をお借りして、100人ほどがトイレ掃除に汗を流しました。今回は小布施では3回目となります。
わずか3回目にして、鍵山先生をお迎えできることの有り難さを、日増しに実感しております。竹中義雄様(愛知県)、橋本典明様(岐阜県)、北村三郎様(東京都)、白鳥宏明様(静岡県)とつながった人間関係のリレーが、背景にはあります。また小布施町長の市村良三さん、教育長の市川和恵先生をはじめ、推進してくださった住民のみなさんのおかげです。4日の講演会は5時から北斎ホールにて。たくさんのみなさんの聴講をお勧めします。無料です。
2月21日、上京してはじめて、鍵山先生にお会いいただくことができました。白鳥さんにご同行いただき、目黒区の本社相談役室をお訪ねしました。
1時間ほどの歓談のなかで鍵山先生にたくさんのことを教えていただきました。そのうちの一つです。「会社を計るモノサシは売上と収益、近ごろは株主への利益還元が注目されています。いずれも大事な要素ですが、これらがそろっていても、私は”いい会社”とは呼びません。
私が考えるいい会社というのは、人を幸せにしている会社です。人を幸せにしながら、社会を浄化し、成長をつづける会社がいい会社。近ごろはその正反対の会社がもてはやされる日本になりました。すなわち、人を不幸にしながら、社会に害悪を垂れ流し、膨張する会社です。日本を代表する会社といわれるところにもたくさん、そうした悪い会社があります。売上や収益が日本一、業界世界一であっても、その下請けの会社の社員の家庭や地域に暴力や虐待や不和、離婚などが多い会社があります。でもその会社のトップは、経済団体の役員に納まっている。会社を計るモノサシを、みんなで考え直したいものです」。
そして鍵山先生は、文屋の本『いい会社をつくりましょう』を手にされ、ご著者の塚越寛会長のことを、こう語られました。「この方は立派ですね。伊那食品工業さんのかんてんぱぱガーデンは、社員のみなさんによって毎日掃き清められ、磨かれています。会社にかかわるみんなが幸せになる会社という塚越さんの理想は、ものすごく高いですが、その理想を現実に実行されています。敬愛していますよ」。
鍵山先生は「文屋文庫」第6巻のご著者としてご支援いただけることを、快諾くださいました。先生のご著書は、夏ごろの発刊予定です。
そのあと鍵山先生のご子息で現在は社長の幸一郎様にお会いしました。幸一郎さんは毎日新聞の配信記事を私たちに手渡しながらこうおっしゃいました。「トリノ五輪の成績不振が報じられています。JOCの役員が選手村の日本人選手の部屋を訪ねた折、服装や部屋の掃除、迎える態度が劣悪な選手がいたことが記事になっています。ふだんの暮らしが、ここいちばんの大舞台で、力を発揮できるかどうかを分けるんでしょうね」。
ご両親に見守られて金メダルをつかんだ荒川選手。家庭、掃除、地域。人としての根っこの部分の大切さ。感じます。
2006年2月27日(日) 『一新力』間もなく発刊です
朝の新幹線で上京して鎌倉へ。昼頃、東京に戻って写真を1点撮り、それから日本橋へ。江戸文化を体感する集い「久松町倶楽部」にて、三遊亭京楽師匠の人情噺「たちぎれ」を鑑賞します。
それから三田の政策学校・NPO法人一新塾にて、『一新力』の広報会議に参加します。『一新力』は、3月初旬に全国発売となります。定価は税込1,500円。元気いっぱいの内容です。くわしいことは、またサイトでご紹介しますね。
【きょうの写真】『一新力』の書店流通向け広報チラシです。
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