みなさん、居酒屋「ながい」をご存知でしょうか? あたくしは10年近く前に、実弟の倉島稔さんに紹介されて(だったかよく覚えていないのですが)、初めて訪れました。長野市の市役所前駅に近い、ビルの1階にあります。
去る12月29日夕方4時、稔さんと一年ぶりに「ながい」さんの暖簾(のれん)をくぐり、ご主人の永井さんにお会いして日本酒をいただきました。毎年暮れの29日は、兄弟2人、永井さんのお酒をいただくことにしているのです。いつもの快活なお話は、良い日本酒を本当に心底から愛しているのが伝わってきます。それぞれの日本酒とそれに合う、相性のいいお料理のことを語る永井さんの笑顔は、「これぞ天職!」といえるお仕事をされている男の姿だと、カウンターの椅子に座るたびに思うのですが、今回はとくにそれを実感しました。
サイトのご案内文に、永井さんはこう書いておられます。「備前焼・信楽焼など焼締(やきしめ)の器に米文化の粋・選び抜いた日本酒とおまかせ料理のコラボレーションをお楽しみください。 小さな店です。ご予約をお待ちしております。」
そして署名は、「酒と料理の案内人 錦小路のみまろ(自称)」。お名前の由来は「店の営業場所が三十年前は錦町と呼ばれていました。その錦町のわかりずらい路地で営業しておりますので、錦小路でございます。ワインと料理は「ソムリエ」、日本酒と料理は「飲むリエ」と呼ぶそうです?。そこで「のみまろ」と名のりました。」 洒落と冗談で生きている粋人(いきびと)永井さんらしいコメントです。近頃は、家庭菜園を始められ、生きのいい大根などを、時機がよければ供してくださいます。
「日本酒は甘、酸、辛、苦、渋の五味があります。甘みによって心が安らぎ、酸によって体の疲れが取れ、アルコールによって高揚し、楽しくなり、苦味と渋みによって情緒が安定すると思います。 酸の中にはレモンのようなフルーツの酸からヨーグルトのような酸まで色々あります。料理の旨み成分も少ない物から多いものまで色々です。時には発酵食品まであります。日本酒に含まれるアミノ酸の量も色々です。 料理に合わせた日本酒か、日本酒にあわせた料理か後は「錦小路のみまろ」におまかせください。」
どうです? ここまで読んでくださった方ならば、行ってみようかなと思うのでは? どうぞどうぞ! 女性が一人で訪れても、気持ちよく過ごすことができますよ。あたくしたちが楽しんでいる約2時間のうちに、30代と20代(?)の”常連”の女性が、それぞれお一人で見えて、お酒と料理を召し上がっていました。ごく自然に。すてきな光景でした。
次回、あたくしは、いま取り組んでいる大きな本の企画が発刊になる記念に、仲間と伺う予定です。早春になるでしょう。奥様とお2人(いずれ息子さんも後継?)、長い時間をかけて育んでこられた小さなお店です。扉を開けたとき、自然に「きょうはお世話になります、お願いします」という言葉が口から出てしまうような、いい感じの雰囲気が漂っています。
永井さんのホームページ
http://homepage3.nifty.com/izakaya-nagai/index.html