Monochrome-Monologue

2007年10月
 2007年10月8日(月)  町民運動会、そして秋の雨
昨日7日は、小布施町恒例の町民運動会が開かれました。昭和三十年代から半世紀以上続いてきた行事で、28ある自治会のすべてが参加し、選手だけで延べ3000人が出場します。人口12000弱ですので、応援するだけの人を合わせれば、町民総参加といった存在感のあるお祭りなのです。
わたしの家からも、長女の星河は小布施中学校吹奏楽部のメンバーとして開会式・入場行進のトランペット演奏で参加。母は「玉入れ」、妻の朝子は「女子ムカデ競争」、わたしは「人生イロイロ」の第2走者で「自転車のタイヤ転がし」で出場。同居の家族4人全員で楽しませていただきました。
結果は、「女子ムカデ」が常勝の堂々、ダントツの一位。わたしの「人生イロイロ」4人編成チームも一位をいただくことができました。夕食はみんなの活躍を祝して、ビールで乾杯いたしました。秋晴れ見恵まれ、とっても和やかな一日でした。めでたしめでたし。
そして明けて今日は、朝から小雨が降っております。妻は朝食前から、雨合羽を着て、栗園の栗拾い。母も朝食前から、栗の出荷(栗菓子会社へ)の用意。わたしは、掃除をしてから仕事場におります。
午後は町役場にて、町立図書館の設計プロポーザルに応募した160件を超える建築家からの応募の一次審査の立会いに行っております。
みなさん、佳き休日をお過ごしください。
 2007年10月14日(日)  椿き家の折笠廣司さん
日曜日の午後、仕事部屋の掃除をしながら、パソコンでCDを聴いています。NHKのラジオ番組「こころの時代」に登場した、広島県本郷町のお豆腐屋さんの社長・折笠廣司さんが語られた「おからが教えてくれた事」というお話のCD2枚です。1年ほど前、折笠さんのご講演を聴いてからおつきあいが始まり、折笠さんから会社の資料とともにお贈りいただいたものです。
掃除の効用の一つとして、忘れてしまっていたものを見つけ出す、というのがあります。忘れないように、日々整理整頓しておくことが先決なのですが、どうしてもまだ、資料が山になってしまう状態から脱し切れません。資料の山の中から、折笠さんのCDに再会して、聴いております。
折笠さんは30年来、「安全、無添加+おいしさ」のお豆腐を作っておられます。加えて、普通のお豆腐屋さんが産業廃棄物として捨てている厄介者の「おから」を、安全で美味な、立派な食品として再生させ、会社の看板商品にした人物です。
鍵山秀三郎さんが主唱されている「日本を美しくする会・掃除に学ぶ会」のリーダー的な存在でもあり、その意味で、わたくしも同志の一人としておつきあいをさせていただいております。
お話の中に、鍵山相談役から言われたお言葉がありました。「霜に打たれた柿の味 辛苦に耐えた人の味」「闘志は必要 しかし恨み、つらみ、敵意は成長を妨げ、平和を失う」。
「おから」の再生を、サービスやボランティアではなく、「御礼」と考えておられることが心に残りました。「大豆とにがりを使ったおいしい豆腐で生かしていただいている。その御礼として、おからを作るという理念をもつようになってから、新しい展開が生まれてきました」。
「マスコミでの広告の成果ではありません。売り込みもしていません。すべては口コミなんです。あの人が食べているから、あの人がおいしいといっているから、あの人に勧めてくれたから・・・。その積み重ねが、私どものおから事業を支えてくれています。結果として、売上げの97%を占めるおいしい豆腐の販売にもつながっているのです。おから(捨てていたもの)が、お客さんを連れてきてくれました。いまでは、全国から、豆腐やおからのご注文を、ネットや電話でいただいております」。
折笠さんはいま、公的な機関とも連携しながら、アレルギー患者のためのお豆腐の開発に専心されているそうです。「お金にはなりません。ですが、患者さんたちが喜ぶお顔が見えるから、やっていられますし、やっていこうと思います」。
折笠さんの「安全なお豆腐」「おから」を、「本」に置き換えながら、聴かせていただきました。折笠さん、ありがとうございます。
 2007年10月15日(月)  いつになったらあったかくなれるの?
きのうの朝は4時半に目を覚まして、5時半に家を車で出て、北斎館の駐車場に着きました。毎月1回、第2日曜日の朝開いている「小布施掃除に学ぶ会」の月例会です。
今回は、秋の収穫シーズンやたくさんのイベントなどが重なったためか、参加は5人でした。苗字のみ記しますが、飯嶋さん、永井さん(奥様)、小西さん、原さんとわたくし。毎月参加の妻朝子も、栗拾いのピークのため、お休みでした。
男子トイレの小便器に取り組みました。大便器は男女、身障者用のすべてを、すでに何回かの掃除できれいにできたのですが、15個ほどある小便器が難物なのです。このトイレができてから約20年間、「日本を美しくする会」の鍵山秀三郎先生のご指導のような徹底した掃除は、一度もなされてきませんでした。多いときで年間45万人、いまでも20数万人が訪れる北斎館。多くは団体バスでのご来訪であり、バスの男性の多くはお酒を召し上がっています。おしっこはアルコール分を多く含んでいます。毎日、きちんとした掃除を続けないと、尿石というカルシウム分が固まってしまい、やすやすとはきれいにできない状態になります。わたくしの素人的推測ですが、アルコール分がその固まり具合を促進しているように思います。なぜならば、学校や役場や駅の公衆トイレの尿石は、北斎館ほど大変ではありませんもの。
小便器の底にあって、尿を受け止める落ちる部分を「目皿」と呼びます。北斎館のトイレの目皿は、コップを逆さまにしたようなかたちです。その表面に張り付いた尿石を、マイナスのドライバーや、サンドメッシュという網状のやすりで磨いて落とします。小西さんとわたくしで2時間かけて取り組んで、きれいにできたのは4つだけでした。それでも、やらないときと比べれば、4つぴかぴかになったのです。あせらずに、続けるしかありませんね。
鍵山先生と塚越寛さんの対話集を編んでいます。来月初旬に発刊します。その一文を、ご紹介しましょう。
「掃除は、すべての人に共通する生活の一部ですし、誰にでもわかりやすく、取り組みやすい行為です。また掃除によって環境がきれいになれば、実際にさまざまな効果があることもわかっています。こういう部分で、しっかりとした理念をもち、『会社をきれいにしよう』『町を美しくしよう』と声をあげるリーダーが現れれば、会社や地域は遠くない将来に格段によくなっていくでしょう。
 県や市町村の首長選が行われるときなど、折あるごとにこのことをリーダーたちへ訴えていこうと思っています。『日本一美しい町にしましょう』『もっともきれいな県にしましょう』というように、リーダーが住民にめざす方向をはっきりと示しておくと、動き出す人の力も違うはずです。掃除ができ、きれいなまちづくりの気運が定着すれば、福祉や教育といったテーマについても、必要な施策・改革はよりスムーズに進んでいくのではないでしょうか。」
これは塚越会長の語りの部分です。
「掃除は心磨き」と教えられています。掃除をしていると謙虚な人になれる、温かな人になれる、とも言われています。わたくしはまだまだです。いちばん身近にいて、一番大事にしなければならない家族や、仕事の大事なパートナーさんに、やさしく、あたたかくできない自分に、嫌気がさしている近頃です。謝ってもどうなるわけではなし。自分が少しでも、変わっていくしかありません。元気、出そ!!

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