Monochrome-Monologue

2007年7月
 2007年7月6日(金)  無欲になんてなれない、か
久しぶりに、写真帖を書く気分になりました。どうして書かなかったのか、書けなかったのか。たくさんのお仕事に恵まれて、多用だったから。出張や研修が多くて多用だったから。時間があれば畑や庭仕事をしていたから。・・・できない理由は限りなく、そのほとんどは時間、多用です。
ですがなんででしょう。時間や多用だけではない、理由が心の中を漂っていたようにも思います。それについての詳しくは、また書きたくなってからにします。
先日、炭焼き職人の原伸介さんと、人と経営研究所代表の大久保寛司さん、北九州のBAGZY社長の久保華図八さんと、伊那食品工業さんのかんてんぱぱガーデンにて対話の機会を得ました。文屋文庫第6巻の主役は原さん。原さんの講演録とこの3社の対話で構成します。9月初旬の発刊に向けて、語り合いの場をもちました。取材は私と、パートナーの中島敏子さんです。
たくさんの瑞々しいお話が交わされました。印象に残っているお話のうちのひとつが、無欲ってなに?ということでした。人間は欲の塊です。欲のない人なんていません。とくにあたくし木下におきましては、超欲でございます。で、無欲なんて無縁です。でも、無欲の人なんているのか?人は無欲になることなんてできるのか?無欲って何?と語り合ったのです。
そして至った結論は、「無欲とは、無限大の欲望の略なのではないか」ということ。あたくしの超欲は、あたくし個人のものごとを満たすための小さな小さな視野の欲望です。欲深いのです。でも、心の広い人、大きな人の欲望というのは、自分以外の人、家族、社員、地域、国、外国、さらには子孫、年々後、何世代後の他人さんのこと、もっといえば、人間以外の生き物や自然のことまで思いやれる人です。欲望の規模が無限大の人です。こういう人は、私利私欲にまみれていないので、いっぱんには、「無欲の人」と評されます。
そうか!欲をゼロにしようとすることはない。いまの、自分に凝り固まった小さな欲の殻を破って、大きな大きな視野にたった欲を(も)もてばいいんだ。それならば、少しずつでもいいのならば、自分にもできそうです。こう語り合いながら、ちょっと肩の力が抜けていきました。また書きますね。
 2007年7月7日(土)  志と氣と品 アーティスト 求む
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朝4時に布団から出て、神仏にお参り。軽トラにりんごの消毒の道具を積み込んで、共同の農薬調合場へ。100リットルをタンクにいただいて、それを載せたまま玄照寺さんへ。
月に1度、ファン倶楽部・慕古(もこ)の会の草刈ご奉仕作業。境内地に広がる5ヘクタールの「どんぐり千年の森」に葦澤住職さんと6人の会員がビーバーを持って集まりました。おぶせミニマラソンが来週開かれるため、道路側の草を刈り、それから森の奥の雑木林へ分け入り、木にからまったツルを取り除いたり、下草を刈ったりしました。2時間ほど。汗びっしょり。終了後、奥様の手作りの朝食(これが楽しみ!)をご馳走いただき、帰宅。ナシとリンゴと柿の木の消毒をしました。
シャワーを浴びてから、町内にて数人で会合。そのあと、フローラルガーデンのレストラン花屋さんにて、つくば市からお見えいただいた飯田哲雄さんご夫妻と会い、飯田さんと2人で1時間ほど、お話の時間をいただきました。美日常を軸にした暮らしや出版活動について、ご助言をいただき、これからの指針を考える機会となりました。飯田さん、また小布施にお出かけください。
4時過ぎに千曲川ハイウエイミュージアムへ。アーティストのワークショップを見学してから、中村仁さんたちと、来春の境内アートについて会合。「志と氣と品」を抱くアーティストにたくさん参加していただけるような体制作りを語り合いました。販売=クラフトマン、販売を第一目的としない表現者=アーティスト。こう割り切って分類することには抵抗もあるでしょうが、境内アートは後者の「アーティスト」を主体にした2日間にしていきたいという方針を確かめました。
帰宅してから軽トラにて、町の倉庫へ。明日朝6時から町役場駐車場の清掃活動を行うための準備です。

【きょうの写真】上)千曲川ハイウエイミュージアムでのワークショップ。毎回参加している小学生の男の子(右)の作品についてコメントしたり激励する、楽しい雰囲気でした。こうした場から、未来のアーティストが生まれていくのでしょう。
あす6時からの清掃活動は、小布施掃除に学ぶ会が主催、一般の自由参加のほか、町職員40人も参加します。日本を美しくする会の精神は「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」です。
 2007年7月22日(日)  いつもすてきでいてくれ
昨日映画館で観た「ママが遺したラブソング」のはじめのころに、主演男優ジョン・トラボルタが語るせりふ。「いつもすてきでいてくれ」。奥さんに語っている言葉です。奥さん、仕事仲間、女友達…私も、身近にいる大事な人たちにこの言葉を伝えたい。でも一番伝えたいのは、自分自身にかなと思います。
http://mamanolovesong.com/top.html
今朝、自宅仕事場の机に向かっていると、庭で声がしました。妻と母が応対していて、まもなく私を呼びました。上半身裸で涼をとりながらパソコンを打っていたので、あわててTシャツを着て玄関へ。中学校の同級生の小平昭江さん(旧姓・根岸さん)がにこにこして立っていました。先日、地元の須坂新聞に掲載していただいた新刊「メタボリック寒天ダイエット」の読者プレゼントに当選され、私からのメッセージ入りの本が届いたとのことで、そのお礼にとお茶を手土産に持ってきてくれました。10分ほど立ち話。
中学卒業から34年。こうして再会できるのも、文屋を営んでいるおかげです。
きょうは日中は机で書き仕事。午後後半は畑仕事、夕方は千曲川ミュージアムでのコンサートに参ります。みなさん、よき休日をお過ごしください。

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