HOME > 文屋だより

文屋だより

メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つことを目的に、お届けしております。

お名前
メールアドレス

vol.114 雲の上の町 高知県・梼原町(ゆすはらちょう)へ講演の旅その1

2016年03月18日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(きょうのテーマ)

高知県・梼原町(ゆすはらちょう)へ講演の旅

その1

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*******************
★行政同士にも「ご縁」はある?★
*******************


2月のある日、携帯に電話がかかってきました。

電話の主は、
高知県・梼原町の教育長 久保栄八さん。


数年前に、
小布施町に視察にお越しになって以来、
おつきあいをいただいている方です。

メルマガ
「信州小布施 美日常 文屋だより」を
お受け取りくださっています。

小布施のまちづくりについて書いた
文章を目に留めて、
ご講演にお招きくださいました。


2年後に開館する予定で
新築工事が始まる町立図書館の
初代館長に決まった

見目佳寿子(けんもくかずこ)さんが、
当日までの連絡や
お世話をしてくださいました。


プレム・ラワット日本事務局(文屋)の
副代表をしてくれているパートナーの
マックス・ウィトルさんもお招きいただき、

マックスさんは京都府南丹市美山町から、
お越しくださいました。


梼原町と小布施町はここ数年、
行政の幹部や職員、
住民などが交流をつづけております。

全国に市町村が「千の単位」である中で、
遠く離れた2つの町が、
こうして官民の交流をつづけているのは、

やはり、人にも行政にも、
「ご縁」というものはあるのだなと、
感じております。


わたし自身も、
梼原町のことは、
なぜか気になる、

というよりも、
気が引かれる感じをもっておりましたので、

久保さんからのお声かけを、
心よりうれしく、光栄に思いました。


*******************
★「必死です」★
*******************


講演に先だって、
教育長の久保さんの運転で、

町内をご案内いただき、
お話をゆっくりと伺うことができました。


梼原町が、
その置かれている環境の中で、

地面に脚を踏ん張り、
地中に根を張りながら、

大空に向かって、
青々とした枝葉を茂らせる
「大樹」にならんと、

工夫と努力をつづけてこられたお姿を、
垣間見ることができました。


高知市から車で2時間近くかかる
愛媛県境の中山間地にあること。

町の面積の9割が山地で、
かなりの積雪もあること。

山の斜面を拓いた、
数十の小集落から成る過疎地域であること。

雇用や税収をもたらす民間企業が少なく、
自主財源比率は3%であること・・・
(小布施町は35%)


これらのどれもが、
同じ「地方」「田舎」とはいえ、

恵まれている小布施町の状況とは、
「違い」が大きいことは事実です。


そんな中、
梼原町のみなさんは、
知恵と工夫と努力で、

ひときわ輝く存在として、
全国に知られるようになっています。


町職員として生え抜きの久保さんに、
伺ったことを書き並べてみます。

(誤解や舌足らずがあれば、
文責は木下が負います)


「歴代の町長や幹部は、
月の三分の一、多いときは半分以上を、
東京で活動してきました。

霞ヶ関に日参して、
国の資金や制度の利活用策を
引き出すこと、

東京の企業人などと親交を結ぶこと。

人脈と情報力を養って、
「結果」を出すことに
専心してきました。」


その結果、
国の補助政策などが生まれる段階や、
政策の内容が決まる過程から、

国の担当者に意見を求められたり、
梼原町の現場に担当者を迎えたり
するまでになりました。


また、

新国立競技場で脚光をあびる
建築家の隈(くま)研吾さんとの親交を
以前から深めており、

1.雲の上ホテル(レストラン、温泉)
2.雲の上ギャラリー(1の増築)
3.雲の上ホテル別館マルシェ・ユスハラ(町の駅)
4.梼原町役場庁舎

すでにこの4件の隈さんの設計による建築が、
完成しています。


4の梼原町役場庁舎は、
わたしが今までに見てきたお役所の中で、
もっとも美しい建築だと思いました。
http://kkaa.co.jp/works/architecture/yusuhara-town-hall/

また、
わたしは3のホテル別館に
1泊のお部屋をいただきましたが、

静かにゆったりとした
気品ある空気の中で、
くつろぐことができました。
http://y-marche.jp/

2年後に仕上がる図書館も、
隈さんの設計です。


感嘆するわたしに、
久保さんは語りました。


「必死です。

いままでも、いまも、これからも」


このひと言の重みと深さと広さは、
きっとわたしの想像力の域を
超えているのでしょう。


では、小布施町は、

では、文屋は、木下は、

「必死か?」


と自問し、自戒しながら、

梼原の人たちへの
「畏敬(いけい)の念」を
抱きながら、

講演会場に向かいました。

つづく

************************

★きょうの気づき★

◆人にも行政同士にも、
「ご縁」はある。

その縁(えにし)を、
絆へと養っていきたい。

◆人はみな死ぬ、必ず。

だからみんな「必死」のはず。

では、わたしは、
「必死」で生きているのか?

そのことを意識して、
暮らし、働いているのか?


**********************

メールマガジン 文屋だより

アーカイブ

最新の投稿

PAGE TOP

HOME 商品一覧 文屋座 文屋語らい座 文屋について 書店様へ 文屋だより 制作日記 お問い合わせ プライバシーポリシー ご購入のご案内 特定商取引法