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メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つことを目的に、お届けしております。

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vol.129 絶対に潰れない永続企業を目指す印刷会社 その3

2016年04月04日

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(きょうのテーマ)
絶対に潰れない永続企業を目指す印刷会社 その3

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★土壌づくりと良樹細根に専心★
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深める(選択と集中をして、
得意分野に特化する)と 広がる


福島県郡山市の共同印刷株式会社
社長 鈴木充男さんは、


自社の得意分野や
他社との差別化となっている
強みの分野に

経営資源(人、物、金、時間等)を
集中させていきました。


その分野とは、

同社がもともと、
「きれいで速い」と定評のあった
「帳票・伝票の仕事」でした。

鈴木さんは、全国の同業者に宛てて、

「弊社は伝票類の印刷が得意です!
御社の第二の印刷工場としてご利用ください」

というキャッチフレーズで
DMを発送し始めました。


2004年(平成16年)から、
DMの発送を本格化させ、

毎月2000通のDM発送は、
12年後の今もつづけています。


こうして、
「経営の柱」を立てるのと同時に、

鈴木さんは、
「良樹細根」を肝に銘じて、
社内の「土壌づくり」をつづけました。


鈴木さんが言う「土壌づくり」とは、
社員が育つ環境をつくり、
仕組みをつくることです。


今から15年ほど前の会社の状況を、
鈴木さんは振り返ります。


「依然、会社の経営は
厳しい状態が続いていました。

しかし、経営は「良樹細根」であることを
学び始めた私は、

まずは良い土壌をつくるために学ぶこと、
教育することだけは、
怠ることなく進めようと決意していました。

業績は芳しくなくても、
教育のためにならお金と時間を使うことを
惜しみませんでした。

人の成長なくして、
今の状況を脱することはできない、

人が学び“本物”になれば、
きっと生き残れる。

“本物”というのは、

製品だけでなく、
それに携わる人の問題であるはずだ、
と感じ始めていたのです。」



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★セミナーや企業訪問など
  社員教育に
   時間と資金とエネルギーを投じる★
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鈴木さんは、
『根っこづくりの経営』(文屋)のご著者

渡辺雅文さんが営むWMC
(渡辺経営コンサルタント事務所)が主催する

京都の「老舗や志企業」などを訪問する
企業視察研修ツアー
「ショック・クリニック・セミナー」に、

初回から毎回、
社員を連れて参加されています。

「一人で学んでいても
先に進むことができないと考え、
社員と共に学び始めました。

私がいくら朝礼で、
「あの店のサービスは素晴らしかった!」
と言っても、

体験をしていない社員にはわかりません。

一緒にその素晴らしさを体験することで、
私の言っていることが理解できるようになる
と思ったのです。」


わたし(木下)は、WMCのキーワード
「共育ち(ともそだち)」は、
とても大事な視座だと思います。

「教育とは共育(きょういく)であり、
共育ち( ともそだち)です。

経営者と社員が共に学ぶ機会をつくることは、
良い社風づくりを目指すうえで
大切なポイントです。」(渡辺さん)


鈴木さんは、

WMCが主催するセミナーや講演会に、
ときには5人、10人という社員を連れて、
参加されています。


グループ討論の場で社長や幹部は、
ほかの会社の若い社員の本音を聞きます。

若い社員たちは、
ほかの会社の社長や幹部、
年上の人たちの本音を聞きます。

となりのグループに目をやると、
自社の社長や仲間たちが、
真剣に学んでいます。

この環境に数時間、身を置くことで、
社内研修会では得られない、
良い刺激や気づきを得られます。


鈴木さんはこのほかにも、

県内外の話題のレストランや
「一流」とされる日本旅館などに、

社員と一緒に訪問することを
つづけています。

先日は、
東京・御茶ノ水で開かれた
文屋座に、

女性の幹部お二人を
派遣してくださいました。

毎朝の朝礼は30分間におよび、
週替わりで
朝礼の司会者が代わります。

セミナーの感想などを
全員の前で発表する機会もあります。


残業時間の少なくし、
休日日数を増やす工夫も
つづいています。


こうした努力を支えているのが、
同社の「★★★の幸せ」という理念と、
経営指針書です。

「★★★」とは?・・・次号にて。


つづく

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★きょうの気づき★

◆教育とは共育(きょういく)であり、
共育ち( ともそだち)。

経営者と社員が共に学ぶ機会をつくることは、
良い社風づくりを目指すうえで
大切なポイント。

◆戦略の基本は「選択と集中」。

総花式ではなく、

自社の得意分野や
他社との差別化となっている
強みの分野に

経営資源(人、物、金、時間等)を
集中させること。

特に、中小零細企業にとっては
一点集中がポイントで、
弱者の戦略。

◆「人が行き詰まるのは、
いつも同じことを同じやり方で
しているから。

行き詰まらないためには、
深めること。

深めると
自然に広がるようになる。


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★『根っこづくりの経営』

http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=26

★共同印刷株式会社

http://www.0240.jp/kyodo/gaiyo.html

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