HOME > 文屋だより

文屋だより

メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つことを目的に、お届けしております。

お名前
メールアドレス

vol.135 ビジネスとアートが昇華した高野登さんのホスピタリティ道『おもてなし日和』その 3

2016年04月11日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(きょうのテーマ)
ビジネスとアートが昇華した
高野登さんのホスピタリティ道
『おもてなし日和』その3

〜アートの未来、未来のアート
 思想家、詩人、経営者、
大学院教授 田坂広志さん

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*******************
★詩集のようなビジネス書の誕生★
*******************

高野登さんの最新刊『おもてなし日和』を
ひと言で言いあらわすには、

と考えつづけて、浮かんだのが、

「詩集のようなビジネス書」

でした。

ベスト&ロングセラー『サービスを超える瞬間』
(かんき出版)をはじめ、
すでに19冊もの著作をお持ちの方と、

出版をご一緒するのは、
文屋にとって初めてのこと。

今までの19冊と同じような本にするのでしたら、
世の中に出す意味がありませんし、

なによりわたしが全然、燃えません。

高野さんとは、
「いつかは 文屋から著書を」と語り合いながら、
5年くらいがすぎていました。

そうして生まれた構想が、

1 散文ではなく、散文詩を編むイメージで書く。

2 横組みとする。

3 清水かほりさんの写真を載せる。

隠れたコンセプトは、
50%くらいまで精米する

「吟醸酒」

といたしました。

この編集理念が成功したのかどうか?

その判断は、
今後の本書の売れゆきという
「結果」がすべてを物語ることでしょう。

詩集のようなビジネス書

このコンセプトを意識しながら編集する中で、

「至芸」という言葉に出会いました。

「しげい」と読みます。

意味は、
きわめつくした最高の芸。
芸の極致。

「名人上手の至芸」などと使います。

詩はアート、芸術の世界。

ビジネスとは対岸にあるような、
「別」の世界。

だから、

詩集のようなビジネス書

という表現は、
一見、「矛盾」を含んでいます。

しかし、
ビジネスを含むいかなるものごとも、

それを深掘りして、磨きあげ、
その世界をきわめつくして、
最高の域に至れば、「至芸」になる。

詩とビジネスは、
つまるところ「一体」のものに
なりえるのです。

*******************
★アートの未来、未来のアート ★
*******************

こんなことを考えていたころ、
アートとビジネスについての
すてきな視座を示す文章に出会いました。

筆者は、多摩大学大学院教授の
田坂広志さんです。

*************

アートの未来、未来のアート

かつて、経済学者、カール・マルクスが、
その著作の中で、
次の主旨のことを述べています。

 いつか、人類は、
 社会の生産諸力を飛躍的に高め、

 その結果、すべての人々が、
 生産のための日々の労働から解放され、

 文学や芸術など、
 人間としての高度な知的活動で
 日々を過ごす時代が来るだろう。

そして、不思議なことに、
遠く離れたこの日本においても、

かつて、
全く違った分野の人物によって、
同じビジョンが語られています。

 一億の詩人、
一億の芸術家が生まれる時代が来る。

詩人、宮沢賢治の残した言葉です。

若き日に、この二人の言葉に巡り会い、
人類の未来に、
一つのビジョンを抱きました。

 いつの日か、
 すべての人々が、
 日々の仕事から解放され、

 アーティストとして活動する時代がやってくる。

しかし、それから何十年かの歳月、
仕事の世界を歩み、
いま、未来を見つめるとき、

なぜか、
もう一つのビジョンに、
心が惹かれるのです。

 いつの日か、
 すべての人々にとって、
 日々の仕事が
 最高のアートとなる時代がやってくる。

*************

日々の仕事が
最高のアートとなる時代がやってくる。

詩とビジネスは「一体」のものに
なりえる。

日々、アート。

美しき日常。

美日常。

「詩集のようなビジネス書」を、
「百年本」として、

読者のみなさまと一緒に、
育てていきたいと思います。

************************

★きょうの気づき★

◆ビジネスを含むいかなるものごとも、

それを深掘りして、磨きあげ、
その世界をきわめつくして、
最高の域に至れば、「至芸」になる。

詩とビジネスは、
つまるところ「一体」のものに
なりえる。

◆いつの日か、
 すべての人々にとって、
 日々の仕事が
 最高のアートとなる時代がやってくる。

◆ 「おもてなし」とは、

相手のために特別なことをするのではなく、
相手の心を真に深く理解し、
自然体で接すること。

◆「お客様のために」と「お客様の立場で」。

わずかな言葉の違い。

けれども、そのわずかな違いに心を配り、
自分の持ち場でその意味を考え抜き、

行動を重ねていったときに初めて、
より上質なホスピタリティは実現する。

**********************

メールマガジン 文屋だより

アーカイブ

最新の投稿

PAGE TOP

HOME 商品一覧 文屋座 文屋語らい座 文屋について 書店様へ 文屋だより 制作日記 お問い合わせ プライバシーポリシー ご購入のご案内 特定商取引法