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メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
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vol.140 暮らしにアートを。暮らしをアートに。境内アート小布施・苗市に込めた想い。その1

2016年04月17日

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(きょうのテーマ)

暮らしにアートを。暮らしをアートに。

境内アート小布施・苗市に込めた想い。その1

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★400年の伝統、半世紀の歴史★
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きょう17日まで二日間、
信州小布施の禅寺の玄照寺さんで、

アートの祝祭
「境内アート小布施・苗市」が
開かれています。


江戸初期に創建され、
4世紀の歳月を経た空間に、

全国から200人を超えるアーティスト、
クラフトマンたちが集います。


主旨の一つは、
「アートの苗を育てましょう。」

もう一つは、

「暮らしにアートを。
暮らしをアートに。」です。


主催スタッフとして、
わたしも会場におります。

お出かけください。
お声かけください。
(木下09047069255)


境内アート小布施は今年13回目
になりました。

13年間、毎年4月第3土日に、
つづけてきました。


境内アート小布施より前に、
玄照寺さんでは、

春の大般若法要(だいはんにゃほうよう)
に合わせて、
「苗市(なえいち)」が開かれていました。

苗市は、

花や植木の苗、
ジャガイモのタネやネギの苗などを扱う
「市」として、

1959年(昭和34年)に始まりました。


この祭りを始めたのは、
今のご住職・葦澤義文さんの御尊父で
前住職の明義さんです。

昭和34年といえば、
ご長男の義文さんは10歳くらい、
明義さんは30代の青年でした。

明義さんは、
お寺と地域の振興を願う
地元の青年たちと一緒に、

苗市を興しました。

100数十メートルの参道には、
両端に苗屋さんが並び、
おもちゃや金魚などの露店も立って、

大勢の人出でにぎわいました。

「原宿並みのにぎわい」
という例え言葉を覚えたのも、
苗市でした。

昭和34年生まれのわたしにとって、

苗市は、
一、二を競うくらいに
楽しみなお祭りでした。

花を育てるのが好きだった祖父といっしょに、
花の球根や苗を買ってきて、
庭の花壇で植えたのは、良き思い出です。


長くて寒い冬が終わって、
花や新緑がいっせいに踊り始める
北信濃の小布施で開かれる苗市は、

大人たちにとっても、
心躍る祭りであったと思います。


そんな苗市が、
今から20年くらい前から、
だんだん元気がなくなっていました。


ガーデニングがブームになったからです。

ホームセンターやスーパーでも、
全国、いつでも、
花の苗が手に入るようになり、

わざわざ苗市に足を運ばなくても、
間に合うようになりました。


地域の園芸文化を支えてきたのに、
いざブームが起こったら、
客足が鈍くなるという「皮肉」でした。


お客さんの数が減ると売上は落ち、
出店する植木屋さんは減り、

魅力がなくなるので、
さらに客足が鈍る。

この悪循環にはまっていた15年ほど前、
「そろそろ止めにしようか」と、
中止論まで飛び出していたそうです。


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★伝統と歴史を守りつづけたい★
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そんなおり、わたしは、
現住職の葦澤義文さんから、
ご相談をいただきました。


「止めようか、つづけようか?」

「つづけるとしたら、
どうやって魅力を出そうか?」


すぐに結論は出ませんでした。


ご住職にご相談いただいた時の、
わたしの想いはただ一つ。

「つづけたい。

つづけるための「方法」を考えたい」

でした。


理由は、
苗市が、とにかく、
大好きなお祭りであったこと。

半世紀近くもつづけられてきた
先人たちの想いを受け継ぎたかったこと。

自宅の庭で、祖父といっしょに花を育てた
「美しい日々」をもたらしてくれた
苗市に、ご恩返しをしたかったこと。


わたしは、

同い年のアーティストで、
デザイナーの中村仁(じん)さんに相談を
もちかけました。

JINさん:
http://nakamurajin.com/log/?page_id=154


ご住職と仁さんとわたし。

14年前の初夏の日、お寺のお茶の間で、
3人の「苗市再興プロジェクト」が、
スタートしました。

そして幕を開けた日々、

わたしは、「美日常」の理念を、

自身で、仲間たちと、
「検証」していくことに
なりました。

人生、お楽しみはこれからだ!

つづく


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★きょうの気づき★

◆四世紀のお寺の伝統と、
半世紀の苗市の歴史。

感謝とご恩返しの気持ちが支えた、
復興プロジェクト。


美日常の理念を考え、
行動し、確かめる日々の幕開け。


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