HOME > 文屋だより

文屋だより

メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つことを目的に、お届けしております。

お名前
メールアドレス

vol.015 『キミはボク 〜児童養護施設から未来へ』 誕生秘話 その2

2015年11月30日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     文屋の最新刊 福島茂著
『キミはボク 〜児童養護施設から未来へ』
         誕生秘話 その2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
**********************
★意味と価値はある。けれど、売れるのか?★
**********************

11月27日、福島さんのご著書
『キミはボク 〜児童養護施設から未来へ』が
誕生いたしました。

「自分のような境遇の子どもが一人でも減るように。」

「自分のような境遇の子どもたちに、
そして親たちに、想いを伝えたい。」


福島さんは、この2つの想いを叶えるための「場」を
つくって運営することを夢見ています。

この本は、その「夢」を「計画」にして、
実現させてゆくための、
「幕開け」として、位置づけています。


わたしはこの本を出すことについて、
けっこう悩みました。


日本には、約600の児童養護施設があります。

1歳の赤ちゃんから18歳まで、
常時、約3万人が暮らしています。

3.11の東日本大震災により、

両親を亡くしたり、
片親がいても経済的な理由で、
入所する子どもが増えたことも、
報じられていました。

出版の意味と価値はあります。

ですが、福島さんはふつうの青年です。

いわば「無名」です。

売れるのか?・・・売りにくいことだけは、
想像できます。

意味と価値はある。



わたしが迷っていると、
ある日、福島さんから郵便で、
プロフィールが届きました。


**********************
  ★「親と離ればなれ」を想像できない★
**********************

0歳 8月26日、長崎県**市にて誕生。
3歳 母が逝去。兄弟と離れ、父と二人で生活。
5歳 **市の児童養護施設**寮へ入寮。

わたしは、40歳近くまで父親が健在で、
56歳の今も、81歳の母と同居しています。

そんなわたしが、
彼の心境を想像することは、
とてもできませんでした。

そして運命の日。

11歳、小学校5年生の時、
夏の長期連休の前に、
迎えに来るはずのお父さんは、
寮に来ませんでした。

18歳 4月、**実業高等学校に入学。
   6月、退学。

以後、パチンコ店、ホテル、パチンコ店・・・

20歳 警察沙汰、会社を首になり警察に捕まる。

22歳 3月、派遣会社への入社を世話してくださった
サラ金店長から連絡を受けて派遣会社を辞め、
別の派遣会社に登録し、三菱自動車工業の工場へ。



以後、まじめに働き始めた福島さんは、
翌年、社内試験に合格して準社員に。

半年間の研修期間を経て、晴れて、
三菱自動車工業の正社員になりました。

彼の仕事ぶりや人柄を認め、
励まして、
引き立ててくれた上司に、

彼は心底、感謝しているようです。


QC活動で課長賞を受賞。
25歳で「完建班」のリーダーになりました。


**********************
     ★出版を決めました★
**********************

このプロフィールを読みながら、
当初から感じていた出版の

「意味」と「価値」の確信は、
ますます強くなっていきました。


そして、出版のお約束をしました。


福島さんは働きながら、専門学校に通い、
「チャイルド・マインダー」という資格を取り、
自動車運転免許も取得。

通信制高校に通って、
数年かけて先日、高校卒業の資格も受けました。

自信がなく、
人の目が気になる日々を送っていた福島さん。


三菱の工場でリーダーを務めながら、
次の3つの方針を立てました。

「技術では常に1番でいる」

「明るい職場を作る」

「信念を曲げずに指導する」


**********************
    ★そして、奇跡が起きた。★
**********************

この本『キミはボク』は、
売れるのでしょうか?

同情は、一度だけ。
共感は、続く。

彼のような境遇の子を、人は同情します。
同情して手を差し伸べます。
でも同情は長続きしません。

もがきながらも乗り越えて、
ひたむきに生きて、働く姿。

そこには、
共感が生まれるように思います。


共感していただければ、
口コミで(もしかしたらマスコミで?)、

静かに、彼のことが、
そして本書のことが、
広がってゆくのではないでしょうか?



そんな思いで制作を進めていたある日、
福島さんから電話が入りました。

その声は弾んでいました。



「父の居場所がわかりました!」


福島さんは27歳の初夏、
16年ぶりに
お父さんとの再会を果たしました。

奇跡が起きました。

何か、大きなお力が
はたらいている。

そんな気分を抱きながら、
編集作業が進んでいきました。

つづく

お守り文字 諏訪戸様、お風邪を召しませぬように。

ありがとうございます。

***************************

         ★きょうの気づき★

1 仕事には、「意義」と「価値」が必要。
  「売上」「利益」も必要。

  考え抜いて、決断は直観で。
  あとはやり抜くだけ。

2 「同情」だけではなく、「共感」を。
  相手のお役に立って喜ばれる
  「実感」にまで行けば、支持されつづける。

3 奇跡は、起きる。
  振り返ればそれは、何か大きなお力による、
  「偶然」という名の「必然」なのか?

***************************

『キミはボク 〜児童養護施設から未来へ』

文屋サイトから:http://www.e-denen.net/

全国の書店さんでもお取り寄せいただけます。
Amazon:http://goo.gl/KmyQEf

メールマガジン 文屋だより

アーカイブ

最新の投稿

PAGE TOP

HOME 商品一覧 文屋座 文屋語らい座 文屋について 書店様へ 文屋だより 制作日記 お問い合わせ プライバシーポリシー ご購入のご案内 特定商取引法