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メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つことを目的に、お届けしております。

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vol.027 森信三先生にいただいた「百年本」の宿題

2015年12月13日

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(きょうのテーマ)

森信三先生にいただいた「百年本」の宿題
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★高野登さんの『サービスを超える瞬間』50刷への畏敬★
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前号にて、
世界最高峰のホテル「リッツ・カールトン」で
ホスピタリティ(おもてなし)を極めた
高野登さんのご著書

『リッツカールトンが大切にする
サービスを超える瞬間』
(かんき出版)http://goo.gl/1J0i2I

の「50刷」(50回目の増刷)が
決まったことをお知らせしました。


2005年に発行されてから10年。

今なお、広く読み継がれ、
数十万部のロング&ベストセラーになっています。

この数字と事実に、
「あこがれ」を超えて、
「畏敬(いけい)おそれとうやまい」の念を
いだいております。


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★名著を生んだプロフェッショナルの「物語」★
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本書が誕生する直前の物語を、
ご著者の高野さんご本人から
伺ったことがあります。


本書の制作は、

発売元の当時の社長をおつとめでいらした
境健一郎さん(現 最高顧問)が、
みずから担当されました。

高野さんは、当時まだ、
リッツ・カールトン日本支社長として、
激務のただ中にいらっしゃいました。

お仕事の合間に、何ヵ月もかけて原稿を書き、
何度も書き直し、書き足しをして、
原稿が仕上がりました。

境さんは、その原稿の束を
たいせつに毎日バッグに持ち歩き、

チェックを重ねて、その都度、
高野さんと話し合い、
詰めていきました。

ご自宅や旅先から、
深夜に高野さんに
電話が入ることもあったそうです。

その作業は、
デザイナーがレイアウトをして、
文字組みされた「ゲラ」になったあともつづきました。


この部分は「が」か「は」がいいかなど、
細かやかな議論が深夜までつづきました。

文字どおり、
「丹精を込める」
「精魂を傾ける」という過程でした。



ようやく仕上がったこの本の、
広報や販売に、

かんき出版さんが、
ひときわ大きな力を注がれたことは、
容易に想像できます。


10年の時を経て50刷

この背景には、
日々精進されている高野さんの魅力があるのは、

もちろんです。

しかしその前に、

本書をうみだした「親」たちの、
高野さんと境さんとスタッフのみなさんの、

プロフェッショナルとしての仕事があったのです。


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★ 森信三先生にいただいた「百年本」の宿題 ★
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文屋は「百年本」をつくることを目指しております。

丁寧に時間と手間と想いを込めて本をつくり

丁寧に時間と手間と想いを込めて本を伝える


この理念にゆきつくきっかけは、
いくつかあります。

中でも、
哲学者で教育者の
森信三先生にいただいた「宿題」は、

とても大きな影響を、
わたしにもたらしました。

森先生(1896〜1992)との
面識はございません。

ご著書を通じての
ご指導と対話のみの
「おつきあい」です。


ある日、
森先生の言葉を編んだ
『下学雑話』(実践人の家 編集)を
読んでいて、

つぎの言葉にめぐりあいました。



「死後読まれぬ書物は」
という題名です。


「その人の死後読まれぬ書物は、
厳密には著書の名に値せずともいうを得べし。

けだし肉体の分身なるわが子さえ、
尚よくその人の死後に生き残るを思えば、

永遠をその本質とする
真理の一表現たる著書にして、

その人の死後読まれざるが如きは、
真の著述の名には値せず
というて可ならむ。」
(改行は木下)


「永遠をその本質とする真理の一表現」
としての書物


この一文が、「百年本」の心柱になっております。


本づくりのみならず、
すべてのお仕事に通用するお教えだと
思っております。


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          ★きょうの気づき★

1.世界最高峰を目指して歩むその人に、
        世も天も、大きなお力をもたらしてくれる。
        「世界の未来」「みんなのあした」のための
        仕事をしていきたい。

 2.丹精を込めて、精魂を傾ける。
大先輩の出版人の姿勢に学びたい。

3.この仕事は
「永遠をその本質とする真理の一表現」
と言えるのか?

自身に問うていきたい。

それでこそ、
この「生」に意味と価値がある。

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