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百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
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vol.041 成人式会場のトイレを掃除する新成人たち

2015年12月29日

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(きょうのテーマ)


 成人式会場のトイレを掃除する新成人たち


    鍵山 秀三郎・塚越 寛 著

     『幸福への原点回帰』

         その1


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★成人式会場のトイレを掃除する新成人たち★
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年末。大掃除はなさいましたか?


間もなく新しい年が明けます。

開けてしばらくすると、
各地で成人式が開かれます。

信州小布施では、毎年、
「成人の日」の朝、
成人式が開かれます。


来年の成人の日は、
1月11日(月・祝)です。



今年2015年の成人式前日。

朝6時。

外の気温はマイナス5度。

まだ真っ暗です。


会場である「北斎ホール」
(信州小布施は絵師・
葛飾北斎ゆかりの地)
に、

14人の新成人が集まりました。


目的は、トイレ掃除。

翌日、成人式に集まる、
100人あまりの新成人の仲間たち
(みんな、中学校の同級生)が、
気持ちよく使えるようにと、

前の日の朝、有志で集まって、
トイレをピカピカに磨き上げました。


成人式会場のトイレを、
新成人がみずから、掃除して、
当日を迎える。


この「伝統」(まだ一回ですが)は、
下の学年にも
受け継がれようとしています。


参加人数は未定ですが、
新春の成人式前日、
1月10日(日)朝も、

北斎ホールのトイレには、
きっと十数人の有志たちが集い、
にぎやかに掃除をすることでしょう。


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★「あー、あの掃除ですね。わかりました!」★
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小布施町の新成人たちが、
成人式前のトイレ掃除をするのには、
「伏線(ふくせん)」があります。


小布施掃除に学ぶ会
http://obuse-souji.com/


掃除で環境をよくすることを通じて、
まちをより良くしていきたい。


そんな想いで集まった人たちが、
10年ほど前から、

小学校や福祉施設など
公共トイレの掃除を、
毎月、つづけています。

年に一度は、3月に、
「掃除に学ぶ感謝の会」
という催しを開いており、

来年3月の開催で、
10回目を迎えます。


その会場は、
小布施に一つだけの中学校
「小布施中学校」です。

全校で300人ほどのうち、
毎回三分の一以上の生徒が、
自主的に参加しています。


トイレの便器に一人ずつ向かい合い、
磨き上げます。


便器、壁、床まで
仕上げるのに、
2時間半。

よどんだ空気が一新されて、

「深呼吸できるトイレ」

に生まれ変わります。


開くのは毎回、
3月の高校入試と卒業式の
間にある日曜日です。

小布施掃除に学ぶ会や、
県内外から賛同して集まった
お掃除の指導者(リーダー)たちが、

ボランティアで、
生徒たちと掃除に取り組みます。

掃除「に」学ぶ会

という名称には、

掃除のノウハウを学ぶだけではなく、

掃除を通じて、
「心を養う」という
願いが込められています。


中学校での「感謝の会」は、
10年前からつづけています。

10年前、
わたしたちが、
小布施中学校で初めてトイレ掃除を
させていただいた時、
便器はたいへんな汚れでした。

「よどんだ空気」なんて書きましたが、

10年後の今、

小布施中学校を訪れる方は、
みなさん、
「こんなにトイレがきれいな学校は、
あまり見たことがない」と

驚かれ、
感動されると聞いております。


トイレをきれいにする気持ちが養われると、

教室も、廊下も、部室も、
花壇も、校庭も・・・

と広がっていきます。


「校風」は、その気にさえなれば、
「数年」で変えることができるのですね。

勉強や部活動にも、
なんらかの影響をもたらしているように
思います(希望的観測!)。


では、「社風」は?
「家風」は?
「人風」は?(思いつきの造語です)
そして、
「土地の風土」は?


中学校の卒業生は15歳です。

卒業から5年後には、
成人式を迎えます。


ですから、
今の小布施町の新成人は、
全員が、
この掃除の「経験者」なのです。


わたしたち「小布施掃除に学ぶ会」の
大人たちが、

「成人式前日のトイレ掃除」
を呼びかけると、

5年前までの「体験」を、
すぐに思い出して、

「あー、あの掃除ですね。
わかりました!」

となるわけです。
(話が速い!)


信州小布施は、

「まちづくり」の先進地

として知られています。


「まち」も会社も、
一番大事な財産は「人」です。


中学生の3年間、
トイレに限らず「掃除」に
しっかり取り組む経験をしたことは、

きっと、
それぞれの小布施人
(おぶせびと)

(小布施の人のことを、
小布施の人たちは、
こう呼びます)

の心に、

「すてきな、なにか」

を養っているように思います。


わたしが仲間といっしょに、
「小布施掃除に学ぶ会」を始め、
つづけているきっかけになったのが、

鍵山秀三郎さんと
塚越寛さんとの出会いでした。


そして生まれた本が、
『幸福への原点回帰』でした。
http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=18

(つづく)

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     ★きょうの気づき★

◆ 自分たちが使う会場のトイレを
  掃除する。

  考えていれば「当たり前のこと」に、
  自然に取りかかれることの
  「すてきさ」。

◆ 大人たちもいっしょに参加する
  「掃除に学ぶ感謝の会」。

  「校風」は、数年で変わっていった。

◆ 風土(土地、会社、家庭、人)を
  変えるのは、
  簡単ではない。

  けれど、
  「小さなことを積み重ねる」
  だけで、「事は成ってゆく」
  のかもしれない。


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『幸福への原点回帰』

文屋サイト:
http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=18

いつもの書店さんでご注文ください。

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いつもの図書館に「購入リクエスト」も。
(無料で読めて、みんなも読めます)


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