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メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つことを目的に、お届けしております。

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vol.087 自分の暮らすまちを「いいまちだなー」と思えるまちづくり その1

2016年02月15日

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(きょうのテーマ)

自分の暮らすまちを
 「いいまちだなー」と思えるまちづくり その1


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★夏祭りを前に、隣に座った先輩が、
   「いいまちだなー」と語ったお話★
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もう30年も前、27歳の夏の日。

同年代の仲間たちと、
小さな夏祭りを催しました。

小布施町で一つだけの小学校
「栗ガ丘小学校」の昇降口に通じる

コンクリート製の広い階段の前に、
いくつかの戸板店(といたみせ)を
開きました。

「戸板店」とは、二つの台の上に、
畳の大きさのコンパネを渡しただけの、
簡素な急ごしらえのお店です。

そこに、焼き鳥や生ビールなどの
店を開いて、

アマチュアの生バンドで盛り上げる、
一夜限りのお祭りでした。

真夏の午後、
みんなで汗を流しながら準備に取り組み、
ようやく調って、あと30分で開店!


昇降口前の階段の上に腰を下ろしたわたしに、
先輩が、
よく冷えた缶ビールを手渡しました。

お祭り会場を見下ろしながら、
二人で乾杯をしました。

遠く正面には、

雁田山(かりだやま)という
小布施町を「屏風(びょうぶ)」で包むような
かたちをした里山が、

夕焼けに染まっていました。



「いいまちだなー」
と先輩。


「いいまちですねー」
とわたし。


交わした言葉はそれだけで、
二人は缶ビールを飲みほしました。


お話は、これでおしまい。

さもないことですね。

ですが、30年前の、
たった一言のこの対話が、

その後のわたしの「まちづくり観」を
定めることになりました。


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★理念「美日常のいいまちをつくりましょう」
             の誕生★
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このメルマガをお読みのみなさん。

みなさんのまちで、
この二人の男の対話は、
うまれますか?

あるいは、

「あなたの暮らすまちは、
「いいまち」ですか?
「いいまちだ」と思いますか?」

といきなり質問されて、

「はい、いいまちです」と
答える人は、
どれだけいるでしょうか?


どんなまちにも、欠点や課題や、
不安はあります。

小布施のまちも、
数えはじめれば、「問題だらけ」
かもしれません。

わたしが問いたいのは、
そうした欠点や課題や不安や問題を
承知のうえでも、なお、

夏祭りの夕方、
缶ビールをあけながら、
二人の男(当時20代と30代)が

思わず口にしたような、

「あー、いいまちだなー」の

交わし合いが、あるのかどうかです。


この「問い」は、

伊那食品工業株式会社の会長
塚越寛さんのご著書の書名にもなった
同社の理念

「いい会社をつくりましょう」

からの学びが背景にあります。


「美日常(びにちじょう)」という
小布施生まれの理念の「根っこ」
にもなっていきました。

まちづくりの「成功例」とも、
「先進地」とも評価される信州小布施。

「成功」「先進」ゆえの
「失敗」も数知れない・・・。

小布施から世界に、
お役に立てるメッセージを、
探りつづけています。


つづく


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★きょうの気づき★

◆日常のさりげない会話の中で、
「いいまちだなー」と、

思わず口から出てくるような「まち」に
暮らしたい。

そういうまちをつくっていきたい。

◆「いいまち」とは、
どんなまち?

それがわかることが、
「いいまち」づくりの出発点。


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