文屋

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2002年12月18日

ル・レクチェをごぞんじですか?

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白状します。今日は午前11時30分まで寝ておりました。久しぶりにアタマを深夜まで使ったせいですが、これしきのことでこんな状態ではなさけない。精進足りません。
夕方、隣の村、山王島の専業農家、久保禮一さん(写真)、博子さん夫妻を訪ねました。りんご、ぶどうなどの果樹農家ですが、とくに有名なのが、ル・レクチェという西洋梨です。みなさん、このなしをごぞんじですか?わたくしは、久保さんに数年前に教えていただくまで、知りませでした。
三角形でカリンのようなかたちと色をしています。香りは軽い感じの甘さ、味は、味は、どう表現したらいいのか?さえた甘さ、すっぱさの記憶を秘めた広がりのある甘さ。○○に似ている、という表現は使えないほどの、おいしさです。
久保さんは10数年前、新潟県のある農家でこの梨に出会いました。栽培を決意し、収穫には成功。しかしこの梨は、収穫後の追熟が命です。温度差の激しい小布施では、甘味を乗せる追熟がうまくゆかず、数年間は、重機で掘った大きな穴にトラックで積んできたこの梨を捨てるような状態でした。
ある秋、奥さんの提案で、試してみたのが古い地下室。お父さんの勇さんが今から40年も前に造っておいたりんごの貯蔵庫に目を付けたのです。年間ほぼ同じ温度の地下室で寝かすこと数十日。とうとう極上の味に仕上がりました。
この技術を身につけてみると、温度差の大きな小布施で収穫されたル・レクチェのほうが、本家の新潟(海洋性のため温度差が小さい)のよりも収穫した時点の本来の糖度が高く、追熟後の味は久保さんの作品がダントツに上等になったのだそうです。
どうです?ひと口、食べたくなったでしょう?
大丈夫。年末までは、出荷ができるそうです。久保さんへ直接電話をしてみてください(026-247-2088)。
久保さんの「ル・レクチェ物語」、いつか書いてみたいと思います。

【透玄 今日の一句】「ジェット雲 冬潮騒の 香りかな」
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