文屋

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2002年12月6日

ブランドとは?玉村さん、語る

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うす曇の、少し風の強い日でした。
午後3時すぎから小布施の十方庵にて、玉村豊男さんの講演会が開かれました。演題は「これからの時代に通用するブランドとは何か」。八十二銀行小布施支店開設20周年記念の事業です。100名ほどが聴講しました。
東部町の標高850メートル、1万坪の南斜面で、ワイン用の葡萄や野菜を栽培し、文筆と絵筆による創作を続ける玉村さん。「食」と「農」は小布施のいちばん関心のある課題であり、その暮らしの志に、わたくしもひきつけられるものを感じています。
「その村でしかできないのに、世界中のみんなが知っている農産物」「出自、どこのだれが作ったのかが明らかな安心感」「情報化された新しい農業」「ブランドを支える人間力」「変わりつづけることで変わらないブランド」。たくさんの鍵言葉を授かった85分間でした。
「ある人が植えた葡萄の木がもっともおいしい葡萄をならせるころに、その人はこの世に居ない。つぎの人がその葡萄とワインを楽しむ。まもなく葡萄の木は寿命をむかえ、新しい苗が植えられる。新しい苗が一人前になるころ、植えた人の子や孫がようやく、成熟した葡萄を味わう。人と木の命の重なり合いによる永続」。農業の深い魅力を、玉村さんは語って、締めくくられました。
「5反歩の農地の土に自分ももっと親しもう」と思い、また「ブランドと文屋文庫」について、我田引水的に思い巡らしました。玉村さん、ありがとうございました。
玉村さんの今日のご講演は、『文屋文庫』として発刊される予定です。ご期待ください。

【今日の一句】「まっすぐに 寒の蝋燭 すっくと燃ゆ」
朝の神棚に立つ蝋燭(ろうそく)が、頭に橙(だいだい)の炎をかかげて、直立。
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