HOME > 制作日記 > 2003年1月16日

2003年1月16日

おたのみもしやんす〜母への手紙から

0116.jpg

「木下さん ニンニク漬の件 有難たう御座居ました。さっそく漬けて見ました。よく出来ると思います。面倒見の良い信子さん 今後共末長く おたのみ申しやんす 木下信子さんえ 社内 せきや」
15年ほど前、小布施町内のノバフォームという会社に勤めていた母に、同僚の関谷義雄さんが送った手紙です。関谷さんは工場で仕事をしながら、ニンニク漬けのやり方を教えた母に、お礼の手紙を書いたのでした。どうしてこの手紙をご紹介するかといいますと、最後の「おたのみ申しやんす」という言葉です。これはふつう、「おたのみもしやんす」と発音します。会話ではよく使うのですが、それを文字にしてあるのはまれです。思わず、ふふっと微笑んでしまいます。
今はなき関谷さんの正直さ、実直さが、この数行に込められているようで、すてきです。それに、「いつも面倒見の良い」と評価された人を母にもつ自分として、自戒の気持ちも湧いてきました。

昼、長野市郊外のレストランにて、編集者の堀内久美子さんと食事。会社を辞めて新しい舞台へ。応援したいです。今までお世話になり、ありがとうございました。

【今日の写真】母に宛てた関谷さんの手紙

【透玄 今日の一句】高橋睦郎先生にご指導をいただきました。「」は指導後、()は自作です。
「水について 考えている 冬の猫」(水について 考えている 猫の冬。「これはいい句だね」とほめていただきました。力を抜いて、自分を前に出さないで、ありのままを)
「燃ゆること 愉し愉しと 落葉焚」(燃ゆることに 打ち込んでいる 落葉かな)
「透きとほり 黒しと思ふ 冬銀河」(玄(くろ)また玄 玄透きとほる 冬星河。「玄」ではなく、みんなが読みなれた「黒」を使いましょうね、平明に)

固定リンク | 過去ログ | Commnets(0)

«  2003年1月  »
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

アーカイブ

PAGE TOP

HOME 商品一覧 文屋座 文屋語らい座 文屋について 書店様へ 文屋だより 制作日記 お問い合わせ プライバシーポリシー ご購入のご案内 特定商取引法