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2003年1月17日

山の神に守られた鉄平石の物語

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朝7時30分に家を出て、長野市の宮本忠長建築設計事務所へ。建築家の西澤嘉雄さんの車で諏訪の藤森鉄平石工業へ。創業百周年を迎える同社の三代目藤森吉三さん(会長)と面談。初夏までに、百周年記念の本を作らせていただくことになりました。宮本事務所は、信州の職人約70名でつくる「信州名匠会」の事務局で、宮本先生はその会長。この記念誌は、信州名匠会の職人シリーズ第一巻という意味もあります。
同社の初代藤森権之助氏は万延元年(1860年)生まれ。農家でしたが、40代前半のとき、東京と諏訪地方が鉄路で結ばれるのを好機に、地元産の平らな石を東京に売る事業を起こしました。今の東京電力の大口需要を開拓したり、早稲田の教授に教えを請うて小口の民間需要を開拓しました。「鉄平石」という、広辞苑にも載っている名前を考案して広めたのも権之助翁なのです。
じつはわが家の道路に面したところには、鉄平石のコバ積みがあります。数年前に美観のために造ってもらったものです。この鉄平石の産地は諏訪ではなくて東信地方だそうですが、今、この仕事にめぐり合えたことは、なにかのご縁ですね。感謝です。
さーて、いそがしくなるぞー!!!

【今日の写真】鉄平石の山(藤森さんのパンフレットより)仕事の安全と幸福、そして平和を願って、藤森家では昔から、山の神「大山ねづの命」を祀っておられます。
下は、わが家の鉄平石のコバ積みです。

【透玄 今日の一句】高橋睦郎先生にご指導いただいた3句(「」は指導後、()は自作)。
「灰といふ 始まりもあり 紅葉焚く」(灰となり 終(つい)か始(はじめ)か紅葉焼く)
「白鷺の 目のしょんぼりと 雪の原」(雪原に 白鷺の目の しょんぼりと)
「死に交(か)はり 生に交はりて 菜を漬ける」(死なれても 死なれても母 菜を漬ける)

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