HOME > 制作日記 > 2003年1月21日

2003年1月21日

目的と手段の混同

0121.jpg

朝9時半に家を出て、伊那市の伊那食品工業へ。午後1時より塚越社長にインタビュー。経営理念と人生哲学をまとめています。2月いっぱいこの執筆に集中して、春には本になります。43歳の今、この人物にじきじきにご指導をいただけることの「有難味」(ありがたみ)を感じています。
こんな話を伺いました。国際標準規格環境ISO14001のこと。
同社は数年前から認証取得の準備に取り組み、3年前に取得しました。更新は3年単位のため、昨年末が更新期限でした。しかし同社は更新しませんでした。なぜか。更新料100万円が惜しかったため?違います。塚越社長のお話です。
「地球環境と生活環境を守ることが目的の制度なのに、更新料を手にして潤う認証団体やコンサル会社が存続することが目的の制度になってしまっている。団体や制度は手段であって、真の目的ではない。本来あるべき姿を見失ってしまっている。」
「認証されていないと国際社会のビジネスで不利、といわれるが、これもおかしい。環境基準を満たしていれば、いいわけで、ビジネスをうまく乗りきることが目的になっている。これも間違い。」
「国際規格を満たして認証を受けてから3年間、うちは基準以上の活動を続けている。認証を返上しても、ISOよりいっそう厳しい基準を達成し続けているのだから、真の目的を達している。」
本社と研究開発部門などがある「かんてんぱぱガーデン」に植樹をし、省エネや省資源、リサイクルについての社員教育を実施している塚越社長はつねづね、「世の中、目的と手段の混同があまりに多い」と語っています。
「ではわたくしは…」、自問しつつ高速道路で130キロの帰り道を、ノンストップで帰りました。
夜は、小布施町役場にて「花咲くテーブルトーキング」。夜9時、帰宅しました。

【今日の写真】伊那食品の原料倉庫にて。かんてんの原料になる天草やオゴノリが世界各国からコンテナで届き、備蓄されています。あたくし、ちょっと太り気味?自写のせい?

【透玄 今日の俳句】「」は高橋睦郎先生による指導後、()は自作です。
「天動説 いまもすこやか 大根(だいこ)引き」(大根引き 天動説のころを恋ふ。この作品、少しだけほめられました)
「冬の星 昔くちびるの 赤かりき」(くちびるの 赤き思ひ出 オリオン座)
「開拓の 汗思ふべし 寒椿」(開拓の汗にじむ地の 寒椿)
「指でふく 窓のくもりや 冬深む」(くもり窓 指先でふき 冬の街)
「テロの火も この火のつづき 落葉焚く」(テロの火も この火もおなじ 神無月。これ、おもしろいね、とのこと)
「赤き葉を いくつ落として 冬迎ふ」(赤き葉を いけにえにして 冬迎ふ)

固定リンク | 過去ログ | Commnets(0)

«  2003年1月  »
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

アーカイブ

PAGE TOP

HOME 商品一覧 文屋座 文屋語らい座 文屋について 書店様へ 文屋だより 制作日記 お問い合わせ プライバシーポリシー ご購入のご案内 特定商取引法