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2015年12月17日

vol.030 3.11 後の福島県で輝く渡辺雅文先生と「お仲間」たちとの出会い。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ)   渡辺雅文著『根っこづくりの経営』をバイブルに            第三話     3.11後の福島県で輝く渡辺雅文先生と       「お仲間」たちとの出会い。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★経営コンサルタント 渡辺雅文先生とは?★ ********************** 前回までの「文屋だより」に、 「経営の判断に迷った時のバイブル」として、 『根っこづくりの経営』(渡辺雅文著、文屋) をご紹介しました。 『根っこづくりの経営』: 文屋サイト: www.e-denen.net/index.php/books?_id=26 全国の書店さんでお取り寄せいただけます。 Amazon:http://goo.gl/OlJ9QE 地震、津波、放射能の三重苦に、 避難生活と風評被害。 3.11後、 東北の3つの県で千数百社が、 倒産や廃業している中、 渡辺先生の 渡辺経営コンサルタント事務所(WMC)で、 長年学んできた数十社 (渡辺先生は、その社長や従業員を「お仲間」と呼びます) は、どこも倒産、廃業していません。 危機的な状況の中で、 苦難にもがきながらも、 「3.11」以前よりむしろ、 いきいきと元気に事業をつづけて いらっしゃいます。 まだ渡辺先生をご存じでない読者樣から、 「渡辺先生ってどんな方ですか?」 「うち(広島県)にも講演にお迎えできますか?」 といったご質問をいただきました。ありがとうございます。 渡辺先生は、 自称「どさ回りコンサルタント」です。 生まれ育った福島県の地元で、 故郷の中小零細企業の社長や社員を対象に、 仕事や経営のあり方を指導する、 「地道で地をはうような活動」を評して、 「どさ回り」と自称されています。 たしかに、 「地元」に根を張っていらっしゃいます。 ですが、 「地元志向」ではありません。 目線はいつも、 現在から古代史へ、 現在から未来へ、 そして、 地元から世界へと向けられています。 じじつ、 季刊で千通以上、発行されている 「かけはし」を、 福島県外のたくさんの読者が、 待ち望んでいます。 また、年に二回、開催する 「ショック・クリニック・セミナー (企業視察ツアー)」は、 セミナー参加者と共に、 全国各地で活躍する一流の企業を訪問し、 お話を伺ったり、交流をする場です。 先月の大阪・京都でのセミナーには、 20数人が参加しました。 これで32回目を数え、 参加者からは、 とても高い評価を受けていらっしゃいます。 **********************  ★渡辺先生ご自身が、被災、避難の身!★ ********************** 渡辺雅文先生のプロフィールの一部を、 ご著書『根っこづくりの経営』から、 引きます。 「1954 年、福島県双葉郡富岡町に生まれる。 明治大学商学部卒業と同時に、 株式会社ビジネスコンサルタントに入社し、 東京本社営業部、京都営業部で コンサルティングに関する企画・営業に従事。 (中略) 1992 年、福島県南相馬市に 渡辺経営コンサルタント事務所を開業。 倫理や道徳を大切にする“商人道”を提唱し、 その理念や志を実践する経営のお手伝い を主たる業務としている。 現在、コンサルティング以外に、 福島県内各地で実践経営塾や WMC大学を開催し、 中小企業がモデルとなる ゲスト講師をお招きした研修会や 志のネットワークづくりに取り組んでいる。」 このプロフィールには記されていませんが、 渡辺先生ご自身が、 「3.11」で被災されています。 ご著書の「はじめに」から、引用します。 2011年3月11日。 東日本を大きな地震が襲いました。 そして直後の津波。 私の地元、福島でその後何が起こったのか、 ここに改めて記す必要もないでしょう。 私の住まいがあった双葉郡富岡町は 甚大な被害を受け、 自宅は地震と津波で半壊。 福島第一原子力発電所から10キロ圏内 ということもあり、 水戸市の親戚宅への避難を経て、 居を福島市へ移すことを 余儀なくされました。 本書『根っこづくりの経営』は、 「3.11」から丸4年を前にした、 今年2015年2月に出版されました。 その後も、「お仲間」たちは、 元気に、 社業を発展させていらっしゃいます。 その背景には、 福島県民特有の、粘り強いたくましさが、 あると思います。 しかしそれだけでは、 「数十社のお仲間で、 一件も倒産・廃業無し」 という実績は、 生まれていませんでした。 お仲間たちは、異口同音に、 「渡辺先生に学んでいなかったら、 いまごろ、倒産していました。」 「社員の幸福を願い、社員と共に学ぶ場を、 つくっていただいた 先生のご指導のおかげさまで、 『3.11』を 乗り越えることができました」 と、回想し、 感謝していらっしゃるのです。 それを聞いてわたしはいつも、 福島のお仲間たちは、 幸せ者だなと思います。 『根っこづくりの経営』の読者樣は、 おかげさまで、全国に広がっています。 その一つの成果として、 渡辺先生には、 福島県外からの講演の依頼が、 相次いでいます。 大阪市の機械メーカー (講演) 愛知県某市の商工会議所 (来春から連続セミナー) 近畿地方のある地銀 (頭取も参加される幹部研修) 『根っこづくりの経営』: 文屋サイト: www.e-denen.net/index.php/books?_id=26 全国の書店さんでお取り寄せいただけます。 Amazon:http://goo.gl/OlJ9QE ********************** ★1月16日(土)福島市のお仲間が公開セミナー★ ********************** 渡辺先生のWMCの特徴として、 お仲間が中心となって運営する 「塾」があります。 福島県双葉郡、福島市、会津地域にあり、 渡辺先生が専任講師として、 基調講義や経営診断などのワークを行ったり、 講師をお招きしてセミナーを開催したり、 課題図書を設けて 読書会を開催したりしています。 『根っこづくりの経営』から、 「塾」の魅力について引用します。 「『塾』が生み出したもっとも大きな価値は、 社長が社員と共に参加し、 気軽に一緒に学ぶ場となっていることです。 ポイントは、『社員と共に』です。 社長だけ勉強し、 後で社員に同じように伝えるのは 簡単ではありません。 また『勉強だから行ってこい』と 社員だけ学んでも、 その学びが企業の運営に 影響を及ぼさないのでは 意味がありません。 社長と社員が共に学び、 『共育ち(ともそだち)』することで、 社員教育になるのはもちろん、 経営に対する考えも共有しやすく、 社員との関係が深まります。 そしてこれが 良い社風づくりにつながっていきます。 また、 同じ塾の先輩経営者が後輩経営者に対し、 お兄さん・お姉さんのような役割となったり、 他社の社長や社員と 会社の垣根を越えて意見交換し、 共に学ぼうとする姿がよく見られます。 一人、一社で勉強を続けるには 根気が必要ですが、 励まし合う仲間と一緒であれば、 モチベーションを保つのに 役立ちます。 さらに、 『今年のお歳暮は、 塾で一緒の○○さんのところから購入しよう』 など、頼りにすることができ、 『温かい経済圏』を 生み出すことができます。 商人のレベルが地域のレベルです。 商人のレベルが向上し、塾が活性化すれば、 地域は徐々に良くなっていきます。 この塾の中から 地域のモデル企業が育つことを願い、 長く継続して取り組んできました。 各地域には、 経営者が集う会などが存在しますが、 こうした塾を立ち上げ運営するのも、 おすすめです。」(引用、以上) 3つの「塾」の一つ、 福島市の信夫心燈塾 (しのぶしんとうじゅく)は、 1月16日(土)午後、 福島市内で公開セミナーを開きます。 「経営者と社員が共に学ぶ勉強会」です。 立場や年齢を超えて、 どなた樣もご参加いただくことができます。 「日本一幸せな従業員をつくる!」セミナー: http://shinobushintojuku.com/news/20151203.html セミナー(13:00〜17:00。4,000円)のあと、 懇親パーティー(5,500円)も開かれます。 会場は、新幹線のJR福島駅から、 歩いてすぐです。 ご興味のあるみなさん、お申込みください。 木下も妻と息子と参加いたします。 ***************************       ★きょうの気づき★ 1.社長と社員が共に学び、   「共育ち(ともそだち)」することで、   社員教育になるのはもちろん、   経営に対する考えも共有しやすく、   社員との関係が深まる。   これが、「良い社風づくり」   につながっていく。 2.「遠きを図る者は富む」真理。    土づくりから種まき、    収穫に至るまでの農作業から、    「根っこづくりの経営」の    真髄を学ぶことができる。 ***************************

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