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2020年05月14日

Vol.789 目的は「社員の幸せ」、判断のものさしは「だって家族なのだから」。

みなさん、こんにちは。お元気ですか? きょうの信州小布施は、 清々しい風が吹き渡る五月晴れです。 35年ほど前に89歳の天寿を全うした 明治生まれの祖父が、 家畜のヤギに食べさせる柳の枝を 千曲川の河川敷から 自転車の荷台にどっさり積んで、 「おひたしにしたいような若い葉っぱの柳が いっぱい取れたよ」と満面の笑みで戻ってきた姿を 思い出します。 リンゴや栗、お庭のモミジ、森のナラやクヌギ・・・ どの木も柔らかい黄緑色、もえぎ色。 まさに「おひたしにしたいような」若葉に あふれています。 みなさん、 いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.789 和合と感謝 百年本を世界の未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 【きょうのテーマ】 目的は「社員の幸せ」、 判断のものさしは「だって家族なのだから」。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★立教大学教授・中原淳さんの連載 「Good Teamのつくり方」に塚越英弘社長 「経営学の教科書が通用しない!?       家族的なチームのつくりかた」★ ********************** 前号までに、 かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長  塚越寛さんの講演録 「社員が幸せないい会社づくりは、 平和で明るい、いい世界づくり」 の音声データを、 コロナの災禍の緊急事態宣言期間限定で、 特別価格にてご提供させていただくことを、 書かせていただきました。 **************** 「2019年1月20日塚越寛氏“奇跡”の講演会」 音声ダウンロードはこちらからどうぞ: https://www.e-denen.net/index.php/books?_id=42 **************** 塚越寛さんの長男で、 2019年2月に専務から社長に就かれた 塚越英弘さんには、 2020年6月の年輪経営伊那セミナーで、 講師としてお話いただきます (開催は延期され、日程は未定です)。 昨年の6月の伊那セミナーで 塚越社長にお話を伺ったおり、 経営判断のものさしとして、 一貫して掲げられていたのは、 「目的は社員の幸せ」 「社員は家族。家族だったらどうするか?」 でした。 ある参加者の質問に答えて、 「最高顧問(寛さん)の経営理念や方針を、 そのまま引き継ぎます。変える必要はありません。 叶うなら、わたしの代で、 社員がもっともっとやり甲斐をもって働いて、 さらに幸せを感じてくれるようにしたいですね」と 話されたことに、 75人の参加者からは、 ため息交じりの感嘆の声が寄せられていました。 その塚越社長がこのたび、 (株)日本能率協会マネジメントセンターの ネットの情報誌「J.H.倶楽部」で、 立教大学経営学部教授の中原淳さんの インタビュー記事として登場しています。 わたしが特に参考になった部分を、 ご紹介します。 なお、 このインタビューの全文をお読みになりたい方は、 このメルマガの末尾に、 J.H俱楽部の入会方法をお伝えしますね。 (ここから) **************** 「同社では、 社員同士が部署の垣根を越えて“手伝い合う文化”があり、 それが会社全体の効率化にもつながっているという。 つまり、 会社全体が“伊那食ファミリー”という大きな家族的チーム として機能しているということだ。」 「我々が目指す組織は“ファミリー”です。 つまり、 日本の昔ながらの家族経営を 単純に広げたものといえます。 そして、 我々が目指すものは“社員の幸せ”です。 幸せにもいろいろな形がありますが、 私たちは家族仲良く暮らすという幸せの形を イメージしています。」 (年功序列制の賃金について) 「給与分ほど働けない人もいますが、 「仕方ないよね」という感じです。 家族で考えてみても、 おじいちゃん、おばあちゃんは現役世代ほど 家事などができないかもしれませんが、 話好きでいろいろ経験を話してくれたり、 ニコニコしていたりすれば、 それだけでも価値があるでしょう。」 「一番大切なのは“何を目指すのか”という目的です。 目指すものが何かわかっていなければ うまくいきません。 我々にとっては『いい会社をつくりましょう』の書籍が バイブルであり、 そこに書いてあることが目指すべき方向です。 それがなければ、どれほど目先のテクニックや制度、 方法を考えてもまとまりません。」 「弊社では、稟議を通す必要はなく、 知らせる順番なども特にありません。 部長、課長を飛ばして直接私のところにもってきても、 後できちんと知らせておけばいい話ですから。 結局メンツが気になるのも、お互い他人だから。 家族であれば、 そこまでメンツを気にすることもないんです。」 「弊社には経営計画も予算もありません。 なんとなくはありますが、家計に近い感覚です。 また、細かい目標設定もありません。 大きな目標設定だけです。」 「目的は利益、業績アップではなく、 社員の幸せ。 これを本気で考えれば、 人件費は増えた方がいいに決まっています。 それなのに、いまの世の中は逆になっています。 会社の業績を上げるために、 人間が犠牲になっている面がある。 これはどう考えてもおかしいでしょう。」 「誰からも不満の出ない賃金制度はないですから、 人ベースで考えると、 年功賃金になってくるのです。」 **************** (ここまで) わたしは、 このインタビュー記事を読みながら、 塚越英弘社長のお考えは、 塚越寛最高顧問とまったくおんなじだと、 何回も思いました。 中原さんは何回も、 「他の会社とは真逆の方向性です」と、 同社を評しています。 社長は、中原さんに今後の展望を聞かれて、 こう答えています。 「弊社のやり方がどこまで通用するのかを 試したいです。 恐らく、 基本的に大家族でやってきた会社は多いですよね。 ですが、超大企業になると、その面影はありません。 どうしたらそうならないように、 やっていけるのか。 「急成長しすぎないこと」も そのポイントだと考えています。 ですから、 我々は 100年、200年かけてそれをやっていきたいです。」 中原さんは、 「急拡大はせずに成長していく。壮大な実験ですね!」と 答えています。 中原さんは巻末に、こう記しています。 「すべての行動原理・組織運営のロジックは 「だって家族なのだから」に紐づきます。 これに対して、通常の会社は「○○」が目的で、 そこに様々な制度が付随しています。 伊那食品工業とは真逆なのです。」 「「◎◎の共有」と「一緒に過ごす★★」の 2つを、伊那食品工業の経営の極意として、 まとめています。 あなたは、○○と◎◎と★★は、 何だと思われますか? それを知りたい御方は、 こちらからご入会ください(無料)。 ただし、当会員制度は、 「企業/団体の人事部門の方、 事業部において人材育成の企画開発・実施に 携わる方」が対象です。ご留意くださいね。 https://jhclub.jmam.co.jp/inquiry/signup/01.html?gf=jhFromLoginPage **************** 「経営の目的は、社員の幸せな理想郷づくり」の 信念を貫いて62年にわたり、 増収・増益・増員の実績を築いてこられた 塚越寛さんの音声データを、お手元に保管して、 繰り返しご聴講ください。 塚越さんの 「社員が幸せないい会社づくりは、平和で明るい、 いい世界づくりにつながる」のメッセージは、 これからの暮らしに、働きに、 きっとすてきな生き甲斐と働き甲斐をもたらすことでしょう。 音声ダウンロード「2019年1月20日塚越寛氏“奇跡”の講演会」 定価:3,300円(税込)ですが・・・ ★新型コロナウイルスの世界的大流行に伴う、 国の緊急事態宣言の期間中、 特別価格2,200円(税込)にて ご提供いたします。 (その後は、価格を5,500円に改訂いたします) 「2019年1月20日塚越寛氏“奇跡”の講演会」 音声ダウンロードはこちらからどうぞ: https://www.e-denen.net/index.php/books?_id=42 **************** 文屋が主宰する 「末広がりの年輪経営プロジェクト」では今後、 「場」を磨いて、be(あり方)を高めることを たいせつなテーマとして、 オンラインセミナーとリアルセミナーを融合させた 「年輪経営伊那セミナー」 「年輪経営小布施セミナー」などを、 開催して参ります。 その第一弾として、 高野登さん(リッツ・カールトン元日本支社長、 人とホスピタリティの研究所代表)が、 『映像本いい会社をつくりましょう』の 映像を観ながら、独自の視点で解説する オンラインスクールを、 7月1日に開講いたします。 お楽しみに! **************** ではみなさん、お健やかに、 初夏の佳き日々を楽しみましょう。 どうぞよろしくお願いいたします。 文屋 木下 豊より 【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag? 塚越英弘社長 「2019年1月20日塚越寛氏“奇跡”の講演会」 音声ダウンロードはこちらからどうぞ: https://www.e-denen.net/index.php/books?_id=42 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ このメールマガジン(美日常の文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen http://www.e-denen.net/index.php/about_kino ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ★プレム・ラワットさんの「心の平和」のメッセージを、 これから100年の未来を生きる、 無限の可能性を秘めた子どもたちに贈りたい! 寄付本プロジェクトにご一緒しませんか?★ ラワットさんのこのご著書を、 より多くのみなさんにお伝えしていきましょう! 新刊と寄付本プロジェクトの詳細はこちら → http://premrawat.shop-pro.jp/?pid=148653715 ********************* 小布施牧場の しぼりたてジャージー牛乳を使った ジェラートとモッツァレラチーズの工房&カフェ milgreen(ミルグリーン) https://obusedairyfarm.co.jp/milgreen/ ************************ 2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長 塚越寛さんの講演音声データ。 語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった 「奇跡の講演会」の90分間の全容を、 ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。 http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生  富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/ 師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書 『もっと美しく、もっと幸せに ~リッチに輝いて愛される33の理由』 (廣済堂出版。2018年)より 【第2章 美しく暮らす】 大きな仕事をやり遂げたときはもちろん、 1日の終わりには必ず「オン」を「オフ」に切り替える。 そんな気持ちのメリハリが、 最高のパフォーマンスを引き出します。 ★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com ★井内由佳さんが社長をつとめる 株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト: 命を受けました。 https://youtu.be/owcmZ4ymmS0 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」 goo.gl/hJbwWd ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

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