2020年07月25日
みなさん、こんにちは。お元気ですか?
きょうの信州小布施は、
長梅雨の晴れ間です。
きのう午後、お庭の芝刈りをしました。
途中で雨が降り出したので、とりやめ、
きょう、机での仕事のあと、
刈った芝や草を片づけます。
みなさん、
いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、
ありがとうございます。
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信州小布施 美日常の文屋だより vol.803
和合と感謝
百年本を世界の未来へ。
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【きょうのテーマ】
深く掘り、研究開発を続け、社員を幸せにね。
小布施牧場緑談 モ~3
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★経営理念は、
「社員が幸せにはたらく楽農経営で、
美しい里山を増やします」★
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前号までに、
小布施牧場縁談 モ~1
伊那食品工業さんをTTPする牧場を始めました。
https://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=792
小布施牧場緑談 モ~2
一つの新聞広告が導いた一人の青年の人生。
https://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=793
をお伝えしました。ご覧いただきましたでしょうか?
小布施牧場株式会社の木下荒野社長が、
20歳の元旦に新聞で見た伊那食品工業さんの全面広告から、
「ふるさと小布施を楽農でさらに美しい里山に」という
ビジョンを描きはじめたこと。
その後、
「小布施に伊那食品工業さんの”楽農版”を」と
静かな情熱を燃やしながら、
牧場の経営を「六次産業」の戦略で続けていること。
こうした自然のご縁と流れから、
塚越寛さんは2019年6月に出版した集大成のご著書
『末広がりのいい会社をつくる』に、
小布施牧場株式会社のことをご紹介くださいました。
第1章の「「良い会社」ではなく「いい会社」」と
題した節の一部分を引用いたします。
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当社では毎年の元旦に、
地元紙『信濃毎日新聞』に
意見広告を掲載しています。
環境保全や地域貢献などについて、
当社の考えや行動を紹介しています。
二〇一〇年の元旦には、
「日本の農業のあり方を考える」と見出しをつけて、
スイスの美しい山岳景観を紹介するとともに、
当社が二〇〇六年に設立した
農業生産法人「ぱぱ菜農園」の志にふれました。
この広告を見た長野県小布施町の青年が、
畜産を学び、広告掲載から一二年を経た二〇一八年、
故郷の町に牧場を開いたと聞きました。
彼は酪農の経営を通じて、
美しい里山をつくろうとしています。
一貫した経営哲学をもち、
ぶれのない経営を重ねていると、
社員への人間教育ができるばかりでなく、
地域住民の意識にはたらきかけるという形で、
地域貢献をすることも可能なのだと知りました。
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2018年9月25日
この日は、小布施牧場株式会社にとって、
歴史に残る記念すべき日になりました。
塚越さんを、お迎えすることができたのです。
次男で現在、専務の塚越亮さんと、
お越しくださいました。
牛舎に隣接する放牧場と、
直営店舗milgreenで撮影した写真をご覧ください。
この日、
塚越さんから荒野社長が直接お教えをいただいた
メッセージを、ご紹介しますね。
あなたの人生と経営にも、
何らかのご参考になれば、うれしく存じます。
箇条書きにて、失礼いたします。
1.「牛がすこし痩せていないかい?
もうすこし、ふくよかなほうが健康的だね。」
→ その後、あばら骨が目立たないくらいに、
みんな、いい肉付き、いい肌つやになっています。
2.「社長はつねに、社員の幸せを考えることです。
けっして、難しいことではありませんよ。
「家族」だと思えばいいんです。
何か判断をするとき「家族だったらどうするか?」と
問えば、たいがいの答えは出るし、
それが間違うことは、まずありません。
→ 2020年4月、初めて、家族以外の人を、
正社員として迎えました。
「経営の目的は社員の幸せづくり」のお教えを胸に、
大小の判断、決断をしていきます。
3.「お店のテラスの前に広がる空間は、
もうひと工夫ほしいね。雑草を刈ること」
→ はい、
地元の見海造園さんに設計と施工をお願いして、
雑木と芝生の庭を築きました。
週に一度、雑草を刈って、整えております。
おかげさまで、
ゆとりのある豊かな空間になりました。
幼い子どもたちが芝生で遊んでいます。
4.「酪農を深く掘り下げること。
狭い穴でも深く掘っていけば、
いずれ広い大海原に出会うものです。
そのために、研究開発をつづけること。
経営者、とくに中小企業の経営者は、
独自の技術や商品・サービスを世に問いつづけるために、
だれよりも研究熱心でなければいけません。」
→ 高品質の六次産業を実現させるために、
施設や機械の質に気を配り、
安心・安全・新鮮な上質の商品作りを
心がけております。
その後、モッツァレラチーズの工房を新設、
地元の素材を生かしたプリンも開発しました。
和牛の子牛を生産する畜産の分野にも、
歩みを進めております。
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塚越さんはとくに、
上記4の研究開発の大切さを、
つぎのように説いてくださいました。
1.すでにある商品の品質向上
2.新しい商品の開発
3.関連する新しい分野への進出
こうした展開によって、
大樹が大地に広く深く、大小の根を張るイメージで、
事業をバランスよく、たくまくしていく。
「経営は、「遠きをはかる」という
二宮尊徳翁のお教えを実践していくことです。
未来を見つめて研究開発していけば、
未来をつくることができます。
未来をつくることができれば、
シェア争いの無い、
安売り競争とは無縁の、
独自のマーケットを拓くことができます。
本を読む、人と会う、旅をする。
これらもすべて、研究開発のひとつです」
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塚越寛さんから、これだけのご指導を
直伝された小布施牧場です。
末広がりの年輪経営を、
きっと、つづけていくことでしょう。
塚越寛さんのお教えは、いつも、
「やり方」ではなく、
その元になる「あり方」です。
混迷する世の中の今こそ、
お一人でも多くのみなさんに、
塚越寛さんの年輪経営の極意を学んでいただきたいと、
願います。
次号では、
二人の息子たちの下で、
「取締役用務員」として働く、
わたしの思いについて、書かせてください。
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小布施牧場の
直営店舗milgreen(ミルグリーン)は、
ジェラートとモッツァレラチーズの工房がある
カフェです。
朝、しぼりたての濃厚なジャージー牛乳を
低温殺菌したミルクを使い、
工房でジェラートとモッツァレラチーズに仕上げて、
お客様にご提供しています。
近ごろは、
絶品のプリンも登場いたしました。
(プリンはいまのところ、お店売りのみです)
お店は、
「小布施千年の森」という
広大な広葉樹の森にあります。
お客様には、
信州小布施に旅をしていただき、
森で生まれたての清冽な空気を吸いながら、
味わっていただきたいと願っております。
直売をしながらも、
ネットによる通信販売も行っています。
通販のメニューは、
1.カップアイスクリーム6個入り
2.モッツァレラチーズ3個入り
が基本です。
お中元向けなど、ご進物としても、
ご好評をいただいております。
いつもの夏とはちょっと新味のあるお品として、
ご検討いただけると幸いです。
小布施牧場の公式サイト:
https://obusedairyfarm.co.jp/
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文屋はいま、
オンラインスクール
「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」を制作しています。
ナビゲーター、講師を、
高野登さんがご快諾くださいました。
いまは在庫切れになっている
上記の『映像本いい会社をつくりましょう』の
対話映像を観ながら、
高野さんとわたしが語らい、
議論を深める構成です。
毎月1回の配信で、12回、1年間をかけて、
受講されるお一人お一人が、
それぞれの人生とお仕事、経営のありようを見つ直し、
成長・進化させることを目標にしています。
8月3日(月)の開講予定です(7月1日の開講が遅れ、
申し訳ございません)。
どうぞご期待ください。
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ではみなさん、お健やかに、
夏の佳き日々を楽しみましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
文屋 木下 豊より
【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag?
1.(前列左から)
小布施牧場専務の木下真風、塚越寛さん、
荒野社長。
(後列左から)
伊那食品工業専務の塚越亮さんと木下豊。
2018年9月25日、
小布施牧場のジェラートとモッツァレラチーズの
工房&カフェmilgreen(ミルグリーン)にて
2.放牧場にて。
左から木下豊、塚越寛さん、荒野社長
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このメールマガジン(美日常の文屋だより)は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、
「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を
考えつづける筆者が、
日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと
を目的に、お届けしております。
★文屋・木下豊について
http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen
http://www.e-denen.net/index.php/about_kino
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★プレム・ラワットさんの「心の平和」のメッセージを、
これから100年の未来を生きる、
無限の可能性を秘めた子どもたちに贈りたい!
寄付本プロジェクトにご一緒しませんか?★
ラワットさんのこのご著書を、
より多くのみなさんにお伝えしていきましょう!
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小布施牧場の
しぼりたてジャージー牛乳を使った
ジェラートとモッツァレラチーズの工房&カフェ
milgreen(ミルグリーン)
https://obusedairyfarm.co.jp/milgreen/
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2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた
かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長
塚越寛さんの講演音声データ。
語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった
「奇跡の講演会」の90分間の全容を、
ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。
http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42
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◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生
富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/
師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書
『もっと美しく、もっと幸せに
~リッチに輝いて愛される33の理由』
(廣済堂出版。2018年)より
【第4章 愛の中にいる】
「神さまと共に生きる」とは、
「真理を理解する」ということ。
真理さえわかれば、
世の中のさまざまな困難に立ち向かえると同時に、
自分の思い通りの道を開く方法がわかります。
★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com
★井内由佳さんが社長をつとめる
株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト:
命を受けました。
https://youtu.be/owcmZ4ymmS0
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◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」
goo.gl/hJbwWd
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