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2016年02月09日

vol.082 ご縁とは「進化の波長」 3.19 文屋座に寄せて その4

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ) ご縁とは「進化の波長」3.19 文屋座に寄せて 高野登さんと井内由佳さんの「ご縁」 その4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★高野登さんが考える「進化」とは★ ********************** 高野登さんが全国13カ所で 定期開催されている「百年塾」は、 年間60回に迫る回数です。 そのたびに、 高野さんは1時間ほどの講話をなさり、 その後、 参加者との質疑応答など 語り合いの時間をもたれます。 こうした「進化」「相互進化」の場を、 情け容赦なく連打される「舞台」に、 自身を置きつづける。 この緊張感が、 上記のような「必死」のインプットと、 「深化」(深い思索)を、 自身に課すことになるのでしょう。 では高野さんは、 ご自身の「進化」について、 どのような 「心の姿勢」を お持ちなのでしょうか? わたしのこの問いに、 高野さんは、 次のようにお答えくださいました。 *********** 「サミエル・ウルマンの 「青春(Youth)」の 詩が、とても好きです。 年を重ねる ごとに、 この詩の真意が 少し理解できるようになりました。 「青春とは人生のある期間を言うのではなく 心の様相を言うのだ。 優れた創造力、 逞(たくま)しき意志、 炎ゆる情熱、 怯懦(きょうだ)を却(しりぞ)ける勇猛心、 安易を振り捨てる冒険心。 こう言う様相を青春と言うのだ」 (木下注:怯懦「臆病で気が弱いこと。 いくじのないこと」) この出だしの部分は、 時に弱気になりそうな自分のこころを 鼓舞するエールのように響いてきます。 進化すること、 進化し続けること。 それはウルマンの詩のように、 常に若々しい視点を 持ち続けることではないかと思います。 若々しい視点とは、 目の前の景色を違う観点で捉える感性、 これまで自分のなかに無かった視座を持つこと、 ではないでしょうか。 そのために人は、師匠と出会い、 良本を読み、旅に出る。 そして学び得た視点・感性を アウトプットする場を持つこと。 そうした習慣を身に着けることが、 進化に繋(つな)がるのだと思います。」 高野登さん、ありがとうございます。          進化       出力    深化 入力 この好循環スパイラル(らせん状の向上) 高野さんが、お目にかかるたびに、 新鮮な「進化」を 遂げられていると感じていた、 その「秘密」を 明かしていただきました。 ********************** ★初公開!  新刊『おもてなし日和』に描かれた「進化」★ ********************** 3月19日(土)午後、東京・御茶ノ水で開く文屋座。 高野さんの最新刊 『おもてなし日和』(文屋)の出版を記念して 開きます。 すてに100人ものみなさまが、 お申し込みくださっています (まだお席はあります)。 高野さんはこの新刊に、 「進化」について、書かれています。 その一節を、引用します。初公開です! ************ 「化(ば)ける瞬間へ、歩みゆく」 の節より (前略) 人は、好きなことには夢中になれる。 そして驚くほど上達していく。 好きなスポーツやゲーム、仕事などは、 みるみる進歩していく。 新しい知識が増え、スキルもアップしていく。 セミナーの講師もこうアドバイスをする。 「まずは得意なことに打ち込みなさい。」 「自分の好きなことを仕事にしなさい。」 好きなこと、得意なことであれば、 多少の苦労も、我慢がきくものだ。 そして、一歩一歩、進み、歩みながら、 人は「進歩」していく。 一方、 世のなかの成功者に共通している特徴は、 彼らの成長の質的変化にある。 すなわち、彼らは 「進歩」から「進化」へと 成長の質を変えていくのだ。 「進歩」は進み歩むと書く。 「進化」は進んで化けると書く。 つまり進化とは、 違う自分に「化ける」ということ。 (後略) ************ 高野登さんの近刊『おもてなし日和』は、 こうした「散文詩」的な短文を 編集したものです。 累計50万部を超える高野さんの 記念すべき「20冊目」のご著書です。 ご自身が「今までの集大成の一冊」と 仰せのように、 これまでのご体験「入力」と 思索「深化」と、 百年塾などの「出力」による 「進化の総体」が、 数十編の短詩形のメッセージとして まとめられています。 散文を短詩形にする過程でも、 和歌や俳句を創作するのにも似た、 「凝縮」という名の編集 が加えられました。 3月19日(土)の文屋座は、 「新境地」に至った高野さんの ご講演を主軸として、 井内由佳さんと高野さんとの 対談による「深化」が 華を添えることでしょう。 桜舞うお江戸の春の一日を、 文屋座という異空間で、 非日常体験を楽しまれませんか? 「相互進化」の場へ、ようこそ。 *************************** ★きょうの気づき★ ◆高野登さん流 「進化し続けることの秘訣」 「師匠と出会い、 良本を読み、旅に出る。 そして学び得た視点・感性を アウトプットする場を持つこと。 そうした習慣を身に着けることが、 進化に繋(つな)がるのだと思います。」 ◆冷厳なるプロフェッショナルの世界。 「進化」「相互進化」の場を、 情け容赦なく連打される「舞台」に、 自身を置きつづける。 この緊張感が、 「必死」のインプットと、 「深化」(深い思索)を、 自身に課すことになる。 出会いに恵まれるかどうかは、 「進化の波長」で決まる。 いま、自分は、 どんな「進化の波長」を発しているのか? **********************

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