文屋

文屋だより

Vol.835  理念を本心から書くべき2つの理由とは?

2020年11月26日

こんにちは。お元気ですか?
文屋の木下です。

信州小布施はきょうも、
晩秋のさわやかな朝を迎えました。

朝、お庭に出て、真上の空を見上げます。

朝を迎えられたこと、息ができていることに
感謝します。

そして、
きょうの公私のありたい姿を思い描きます。

自然(じねん)、
自然の一部である自分をイメージできたら、
「導きたまえ」と念じます。

一体、ではありません、一部、です。

それでは、
さっそく本日のテーマをお伝えいたします。

【本日のテーマ】

「その理念、それは本心ですか?」と
自然の法則も、人の魂も、問うています。
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本日は、

理念を本心から書くべき理由を、
ご紹介します。

経営理念は、
幸せな社員に囲まれた
幸せな社長になるためにあります。

前号でも書きましたが、
理念を書く人とは、あなたのことです。

「会社の社長」に限りません。

「すべての人は、自分という人生の社長、経営者」です。

だから、
経営理念は、すべての人が書く主人公なのです。

前号で、
魅力的なたくましくてやさしい理念を定める
3つのポイントをご紹介しましたね。

それは、つぎの3つです。

1.原点性
2.公共性
3.一点性

この3点をご自身の人生と仕事に当てはめると、
素晴らしい理念が誕生します。


理念の言葉を、
「丸い円」とイメージしてお読みください。


【1. 原点性】円の中心に向かう求心力
【2.公共性】円の外側に向かう遠心力
【3.一点性】円の中心点

この3つの中でも、
わたしが「絶対に外せないキモ、肝心要(かんじんかなめ)」
だと信じるのは、1の原点性です。

この理由をご理解いただければ、
あなたは必ず、
魅力的な理念をつくることができます。

原点性には、
こんな問いがあります。


「それは本心ですか?」

「原体験に根ざしていますか?」

「心の底から成し遂げたいことですか?」

これは、
円の回転運動でいうと
求心力(向心力ともいいます)にあたります。

そしてその理念が「本心」からのものであるとき、
2の公共性の視点から、
もう一つの問いが生まれます。


「公(みんなのあした)のためになりますか?」

公共性が高いと・・・

共感牲が高まり、
人々からの理解や協力、応援をいただくことができます。

共感され、感動されることで、
リピートが生まれ、
やがて熱烈なファンになっていただくこともできます。

お客様の進化向上に伴って、こちらも成長できるという
好循環が生まれます。

これは、
円の回転運動でいうと
遠心力にあたります。

しかし、
ここで要注意!です。


「あーそうか、

みんなに共感してもらえるような、
公共性のある言葉を使って書けば、
立派な理念になるんだな」と

思ってしまうのが、
人間の安易なところです。

あなたはだいじょうぶかもしれませんが、

わたし自身は、
いままで何回も「理念」を考えながら、
この安易な罠(わな)に足を取られては、
失敗してきました。

人々の、社会の、マーケットの目は、
節穴(ふしあな)ではありません。

操作主義は、すぐに見抜かれます。

公(おおやけ)に開いた言葉を並べてみても、
それが本心の表現(原点性)でない小手先の理念では、
共感は決して得られません。

かんてんぱぱ・伊那食品工業の最高顧問
塚越寛さんは、最新刊の中で、
このことを、ズバリと突いていらっしゃいます。

「経営者に正しい思いがなく、
馬の鼻先にニンジンをぶらさげるような、

テクニックに終始したモチベーションアップ対策は、
真の効果を生まないでしょう。」
(『末広がりのいい会社をつくる』文屋)

テクニック=操作主義は、
社員にも、お客様にも、
やすやすと見抜かれてしまうのですね。


塚越さんは、

年輪経営に代表される大自然のあり方から学んだ
叡智(えいち)を経営に活かす「自然体経営」を
実践され、その正しさを実証していらっしゃいます。

これは、
自然の法則に沿った考え方、経営と
言い換えることができます。

それを頭に置きながら、
求心力と遠心力のことを調べていて、
わたしは最近、大発見をしました!

すこし長くなりますが、
最後にそのことをお伝えしますね。

その大発見とは、

求心力と遠心力を求める公式は同じ、
ということです。

物理が得意な御方なら、
「なーんだ、そんなことか」と
思われるでしょう。

ですが、
高校のころに物理が苦手で、
10段階中3、あやうく留年しかけたわたしにとっては、
「世紀の大発見」級なのです。

「質量がmの物体に、力fが加わって、
αの加速度を生じたとき、

α=v2/rでありますから、求心力の大きさは
f=mv2/rという公式となります。
遠心力は向きが反対ですから、-mv2/r となります。」

https://d-engineer.com/Mechanics/enshin.html
※上記の数字2は、二乗を意味します。

難しいことはわかりません(^0^)

本質的なことは、

「求心力と遠心力は同じ(mv2/r)であり、
内側と外側に(+/-)バランスが取れている」
ということです。

電気のプラスとマイナスにも通じますね。


経営理念に当てはめると、

1.原点性
  原体験に根ざした心の底から生まれた
  本音、本心であること。

  その力(求心力)が強いほど、

2.公共性
  公(みんなのあした)のためになって、

  共感される力(遠心力)が、
  同じだけ、強くなる。

結果として
事業の成果(「論語と算盤」の算盤)も、
上がっていく、ということになります。

このことからも、
理念を本心から書くべき理由は明かですね。

操作主義は見抜かれる。

理念=言葉は、本心から発して、
その通りに実践する。

そのことの大切さを、
物理の公式=大自然の法則からも、
証明できるというお話でした。


****************

オンラインスクール
「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」には、
塚越さんのこうした叡智が、
たくさんちりばめられています。

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ではみなさん、お健やかに、
晩秋の佳き日々を楽しみましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。

文屋 木下 豊より


【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag?

年輪経営は、
木の年輪のありようを見つめることから生まれた
自然体経営の典型です(カラマツの切り株)。

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★文屋・木下豊について
https://www.e-denen.net/cms_about.php

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