この本について
外国を旅する時、その国の文化についての知識があればあるほど、滞在をより楽しむことができます。その国の人たちが日常の暮らしで使っている言葉を話すことができたなら、その国の真の素晴らしさを味わうことができるでしょう。
この本は、使える日本語を身につけたい外国人に贈る、いまだかつてない入門書です!
著者の Max Whittleさんは、オックスフォード大学の出身。2001年から日本に移り住み、独自の勉強方法により、たった2年ほどで日本語能力試験1級に合格しました。以後、Maxさんは10年以上、プロの通訳・翻訳家として活躍しています。
この本では、Maxさんの「外国人目線」を活かし、日本文化と日本語のフレーズを楽しく紹介します。独自の語学勉強法で、習い始めた日から実際に使えるフレーズを覚えやすく、分かりやすく説明します。西洋にはない先輩後輩の関係や「本音と建前」などのエピソードも、おもしろくおかしく紹介しています。
独自の語学勉強法の原点は、すべての人間の赤ちゃんが、母国語を身につける幼児期の姿です。
ポイントは、一日に少なくても10分間は日本語の学習をつづけることと、リラックスして楽しむことの2つです。「覚えようと努力しなくていいんです。小さな子どものように、いつも楽しんで、いつもリラックスして、つづけてください」とMaxさん。
2週間の旅行者でも、長期滞在の人でも、日本とその文化をより深く味わい、楽しみながら、日本語を身につけるための一冊。外国人のお友だちや親戚の方へのプレゼントにお勧めです。
また、この本を、英語を勉強している日本人の方が読めば、美しくて分かりやすい英文を読むことを通して、英語力を楽しくレベルアップさせることができます。
全編を通じて、イラストレーターで絵本作家のしろいあやさんが描く「タヌキのたろう」が、案内役をつとめています。