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2015年11月15日

vol.005 従業員の幸福度

**********************    ★従業員の幸福度★ ********************** 早朝に信州小布施の仕事場を出て、JRで鎌倉へ。42歳の時からご指導をいただ いているメンターの先生から学ぶことが目的です。鎌倉の材木座海岸は、夏の ような日差しのもと、大勢のサーファーで賑わっています。 きのうまで、文屋の新刊『根っこづくりの経営』のご著者 渡辺雅文先生の経 営コンサルタント事務所の主催する企業視察ツアーで、大阪と京都の企業など 4社を訪れました。 2泊3日の最終日は、大阪府摂津市にあるお菓子の卸販売と小売り(直営店、FC 店)の株式会社吉寿屋(よしや)を訪れました。会長の神吉武司さんと、弟で 社長の神吉秀次さんのお話を伺いました。 【従業員の幸福度を高めたい】 同社は昭和39年(1964年)に創業以来、「従業員の幸福度を高めること」に一 番の価値を置く経営をしてこられました。目指すのは、従業員、お客様、取引 先など「みんなが幸せになる会社」、地域に愛されるお店作りです。「そんな 悠長なことを言っていて、だいじょうぶなの」と、わたしの心の奥底から声が 聞こえてきました。 これまでの51年間、黒字経営をつづけ、平成27年度の売上高は約121億円、経 常利益は約3億7千万円。業界を代表する「優良企業」になられた今も、日々着 実な成長を続けられています。3時間ほどの研修から、20数人の参加者が、そ れぞれに多くの気づきとともに、大きな手提げ袋いっぱいのお菓子のお土産を いただいて帰りました(ご馳走さまです!)。 手元のメモから。 1 【長時間働くこと】 会社が繁盛するには「人よりたくさん働くこと」です。わたしたち兄弟は、毎 朝誰よりも早く出勤し、率先して出荷業務を行って参りました。今、朝3時30 分に会社の玄関をくぐります。「早起きする会社に不況はない」と考えており ます。 趣味ですか? もちろん仕事です。お酒もいただきますし、好きですが、宴会 の二次会に行くことはありません。早寝早起きをして、ひたすら経営のことを 考えつづけてきました。 2 【知恵も工夫も仕事に没頭する中から】 創業当時、お菓子の卸・流通業者は他にもたくさんあり、わが社は後発でし た。先輩の会社との差別化を図るために、徹底的・圧倒的なスピードと攻めの 経営を心がけてきました。直営店舗のスピード展開や、お菓子業界初のフラン チャイズを考案いたしました。創業から22年目の1986年に、日本初のお菓子の フランチャイズを考案し、 直営、FC 合わせて100店舗以上を展開しております。 よしやの魅力の一つは「熱い想い」です。長時間働きつづけ、考えつづけ、行 動しつづける。独自の発想やアイデアは、熱い思いをもって経営する中から、 にじみ出るように、時には噴き出すように、生まれるものだと思います。 では文屋は、わたしは?

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