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2016年01月29日

vol.071 人名も社名も「名は体を表す」ように。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ) 人名も社名も「名は体を表す」ように。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★著者と読者を「かきまぜる」文屋座は、        「文屋」の社名に由来する★ ********************** 前号にて、 わたしの畏友で熱血ライターの 神山典士(こうやま・のりお)さんが、 文屋座のことを、 著者と読者を「かきまぜる」場だと、 表現してくださったと書きました。 人々を、 人の世を、 かきまぜて、 「化学反応」によって、 おもしろおかしい社会をつくってゆく。 それが文屋座などだと、 喝破してくださいました。 神山さんの評を伺いながら、 「かきまぜる」文屋座の由来は、 「文屋」の社名にあるのだと、 あらためて、 気づくことができました。 1999年12月、39歳のわたしは、 「俺の出版社」をつくるにあたり、 社名をいろいろ考えました。 生まれ育った大好きなまち 「小布施」を、 社名に使うかどうか? 「出版」を社名に入れるのか? 「木下」とか「豊」とかを 入れるのはよそう。 迷った末に決めたのが、 文屋(ぶんや)。 当初からイチオシの案でした。 由来は、 わたしが25歳から5年間、 新聞記者をしていたこと。 「須坂(すざか)新聞」という 小布施町を含む三市町村がエリアの 週刊紙の会社に、 お世話になりました。 http://www.suzakanews.co.jp/ そのときに、 読者樣、とくに中高年の方々から、 記者のことを、 「ブンヤ」と呼ばれていました。 「ラーメン屋さんはラーメンを売る。 うちは文を売るのだから、 ブンヤ=(新)聞屋=文屋にしよう」 というノリでした。 背景はこんなノリでしたが、 創業の企画書をつくるにあたり、 「もっともらしい」説明を、 つくってみました。 「文」は、 ブンであり、 フミであり、 アヤとも読みます。 ブンは文章のブン。 フミは手紙のフミ。 アヤは、 人の世を美しく綾なすこと。 そこで、生まれたキャッチコピーが、 これでした。 「文を成し、文を交して、文なす文屋」 (ブンをなし、 フミをかわして、 アヤなすブンヤ) ブンを成しは、 文章を書いて本をつくること。 フミを交わしては、 手紙や電話、メール、 メルマガなどを交わし合うこと。 アヤなすは、 日本と世界と宇宙を、 幸せに美しく綾なすことです。 あわせて、 ブンヤの語源である、 「(新)聞屋」の通り、 自分と、相手の、 声なき声を聴ける、 聞く耳の豊かな人で、 ありたいと願っております。 ********************** ★人名も社名も「名は体を表す」ように★ ********************** 「名は体を表す」といいます。 物や人の名前は、 その中身や性質を 的確に表すことが多いということ。 「体」とは、本質、実体の意味。 (『故事ことわざ辞典』) 鎌倉にお住まいの わたしのメンターの先生は、 社名の心得として、 1. ひと目で何をしている会社か、 何をしてくれる会社か伝わること。 2. 会社のありようや、 理念まで感じられたなら、 なおよろしい。 とご指導くださいました。 自分の名前は、 日々の暮らしの中で、 いちばん多く、 見て、 書いて、 読んで、 呼ばれる 言葉です。 両親に聞くと、 自分の名前の由来や、 名付け親として込めた想い、 願いを話してくれます。 その「言霊(ことだま)」としての 名前に、 毎日触れながら暮らしていくうちに、 わたしたちは、いつのまにか、 その名前に見合う人柄を身につけ、 意味合いに沿った人生を歩んでゆく。 それが「名は体を」の意味でしょうか? 人名がそうであるならば、 人の集まりである、 「会社の名前」もまた然(しか)り、 なのかもしれません。 ********************** ★たいせつな名前。だからフルネームで★ ********************** 人にとっていちばん大切な言葉 その一つが、 自分の名前です。 だれでも、 名前をフルネームで覚えていただき、 呼んでいただけるのは、 うれしいものです。 「大切にされているな」 と感じます。 わたしの欠点の一つは、 「人の名前を覚えるのが苦手なこと」 です。 そこで心がけている工夫があります。 1. 名刺交換のとき、フルネームを呼ぶ。 2. メールを書くとき、本文の書き出しに、 相手の名字だけでなく、 フルネームを書く。 3. その人を他の人に紹介するときも、 フルネームを伝える。 こうした「努力」は、 実ることもありますが、 それでもやはり、 他人様のお名前を覚えるのは、 わたしには、 至難の業(わざ)なのです。 ですから、 パーティーは、一面、 とっても苦手です。 ですが、 文屋座では必ず、 第二部 語らい座・交流パーティー を開きます。 「文(あや)なす文屋」 ですから! 「豊」かに生きて、 人の世が寄り「豊」かになるために、 お役目を果たしていきたいと思います。 *************************** ★きょうの気づき★ ◆社名の心得として、 1. ひと目で何をしている会社か、 何をしてくれる会社か伝わること。 2. 会社のありようや、 理念まで感じられたなら、 なおよろしい。 ◆人の名前をフルネームで覚えて、 フルネームで呼ぶことを、 心がけたい。 ◆人々を「かきまぜ」る文屋座。 文(あや)なしの場 「読み手と書き手と作り手の、 出会いと学びと語らいの文化サロン」 へ、ようこそ! **********************

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